花王すみだ事業場が100周年、新たなモノづくりと地域に貢献する拠点へ

地元関係者や地域住民を招き感謝式典を実施
花王は、すみだ事業場が今年8月で操業100周年を迎えたのを機に、モノづくりの改革を進めると共に、区と連携したまちづくりや防災などの再整備を進めている。これを受けて10月23日、東京都墨田区の同所に地元関係者や地域住民らを招き感謝式典を実施した他、記者説明会も開き新エリアを含む概要などを紹介した。
研究開発・事業・サプライチェーン・管理部門などが集結したすみだ事業場の中の東京工場を、新たな事業や挑戦に向けた新体制「インキュベーションセンター東京(ICT)」として始動させた。人と人をつなぎ新たな価値を創造する環境の整備も進めながら、人と社会と地球に優しいモノづくりの拠点への変革を推進する。これまでの量産品の生産工場から、新たな製品やサービスのアジャイル(素早い)開発を生産面から支援するICTへと進化を図った。新市場を開拓し、斬新な製品やサービスを創発することで、生活者が求める真に魅力的なソリューションを提供していく。
より地域に貢献し親しまれる事業場を目指す
また、地域に開かれた広場の新設、安全で快適な歩行空間や災害時の一時滞在スペースも整備。更に、廃PETを活用した高耐久舗装や太陽光発電などの環境負荷低減、緑地整備による環境保護などにも取り組むことで、より地域に貢献し親しまれる事業場を目指す考えだ。