あらた2023年4〜9月期、5・9%増収

各段階利益2割以上伸長
あらたの2023年4月~9月期の業績は、5月に策定した中期計画2026を軸に、以前から継続中のカテゴリー戦略が奏功するなどして、売上高、経常利益共に過去最高を記録した。決算発表に伴い11月7日、オンライン動画配信を通じ須崎裕明社長が業績の概況などを説明した。
同期間の市場環境として、コロナの5類移行による人流や外出の増加、原油高騰に伴う光熱費や原材料費の上昇などがあったが「環境変化は大きかったが、これに対応し、今期も着実に売り上げ規模を伸ばすことができた」(須崎社長)。
値上げ、専売品拡大などが奏功売上高は前年比5・9%増4713億8800万円。大容量品や高付加価値商品が増えたことに加え、商品の値上げも相まって商品単価が向上したことが要因。一方で、専売品や優先流通品の拡大、注力中のヘルス&ビューティーやペット関連品が奏功した。また、マスクや除菌シートなどコロナ関連品は減少しつつも、外出機会増加で化粧品などが上昇した。同時に生産性向上への施策推進で利益を確保するなど、経常利益は前年比2割以上の増加となった。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)