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【コーセー】iPS細胞活用の新規事業開始

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【コーセー】iPS細胞活用の新規事業開始
アイ・ピース社、レジュ社と技術連携、”わたしだけ”の美容商品実現へ

 コーセーは、新規事業として顧客自身のiPS細胞からの抽出成分「iPSF」を配合したパーソナライズ美容商品の開発、提供を目指して、iPS細胞を活用する事業を担うアイ・ピース社、iPSFの提供を手掛けるレジュ社と技術提携する。これに伴い5月8日、東京都中央区の本社で記者発表会を行った。

 技術提携は、多様性が尊重される社会の中で、一人ひとりに本当に合致した価値を提供したいという思いから合意に至ったもの。パーソナライズ品は、薬機法で定められる化粧品ではなく、医療機関を通して医師の管理の下に提供される美容商品とし、今年中に、医療機関を通じて技術面・事業面における実証実験を開始する。なお、2026年度までに顧客数百人規模での展開を目指し「1年間の定期購入モデルとし、価格は当社の高級化粧品を超えないくらいのものを想定」(経営企画部・田中健一経営戦略室長)しているという。

 化粧品を始めとした美容事業を担うコーセーと、様々な国の製薬企業や細胞療法開発企業に医療グレードのiPS細胞を提供することに加え、個人向けにもiPS細胞のバンキング事業などを展開しているアイ・ピース、iPS細胞の成分を抽出・精製する技術の美容・健康分野への応用を目指すレジュが、それぞれのリソース、強みを組み合わせて事業展開していく。


(詳細は「日用品化粧品新聞」5月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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