【ライオン】「マーケティングコミュニケーション」実施、秋の新商品や施策紹介
”より良き習慣づくり”加速ライオンは7月10、11日、東京都千代田区の東京国際フォーラムに流通関係者ら約700人を招き「ライオンマーケティングコミュニケーション」を行った。秋の新商品や施策を紹介すると共に、相互の協力関係強化で市場活性化に貢献していくことを呼び掛けた。
説明会のパートでは冒頭、三國正晴上席執行役員ヘルス&ホームケア営業本部長があいさつに立ち、直近1~5月の市場概況を説明。金額面での伸びが見られると共に、数量面でも昨年に比べ回復基調にあるとの認識を示しつつも「最近の電気代の上昇や長期的な人口減少を踏まえると、単純に個数拡大には難しさが残る。だからこそ流通の皆様と一緒に、お客様に対する価値の伝達を行い、高付加価値化の促進、使用アイテムと頻度の拡大を図ることで市場活性化に貢献していきたい」と訴えた。
また「当社では、製品・サービスの提供により生活者が健康であり続けるための前向きな習慣『Positive Habits(ポジティブ・ハビッツ)』をつくり出すことで、社会への貢献を目指している。その推進に当たり、より良い習慣の数を増やすこと、習慣の実践頻度を向上させること、既存の習慣を生活者にとってより質の高いものに置き換えていくこと、その習慣をより多くの方々に提供し定着させていくことを目指していく。充実した商品ラインアップ、環境変化に合わせた情報発信、接点の拡大を図り、生活者にポジティブな習慣を提供することによる社会貢献はもちろん、販売店様、卸店様のビジネスにも広く貢献したい」と述べた。
更には、先に発売したオーラルケアの新ブランド「OCH―TUNE(オクチューン)」の現状に触れ「スタイルで選ぶオーラルケアという新しい提案をご理解いただき、早期かつボリュームある展開にご協力をいただき御礼を申し上げたい。実績は皆様のご期待に沿えているとは言えず、ハブラシ、ハミガキ、洗口液といずれも目標値には届いていないが、今後もお客様への価値伝達を図り、実績拡大につなげていく。それでも、前年実績にプラスオンすることで、確実にカテゴリー貢献を果たしている。既存品とは異なる新たな価値を提案する商品だからこそ、拡大に向けたポイントを早期にキャッチして展開している」と説明。発売後に実施した追加施策、多箇所展開などによる効果が奏功し実績を伸ばしつつあることを報告した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」7月15日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)