【プレミアアンチエイジング】基礎研究と製品開発一体化の社内ラボ設置
「Uniqueな感性と思考で生み出した製品やサービスで、すべての人を年齢から解き放ち、新たな価値観で輝かせる」というパーパスを掲げるプレミアアンチエイジング。昨年11月には、経営理念にある「Uniqueな価値の提供」の実現などに向けて本社を移転したことに伴い、社内にラボを設置した。持ち前のマーケティング力に、更なる充実を図る技術開発力を掛け合わせることで多彩な商品開発に生かしていきたい考えで、ラボでの研究成果をもとに誕生した新アイテムが市場で早速高い評価を受けるなど、成果として表れてきている部分も多いという。
社内ラボは基礎研究と製品開発を一体化し、更には異業種との技術交流や社内の“ひらめき”が結集する創造のハブを目指している。化粧品をつくるために必要となる各種機器の他、品質保証に関連した設備もそろえ、独自処方の開発や肌の有効性評価などを行っている。
肌の水分量や弾力、明るさなどの測定装置に加え、UVフィルターを通して顔を撮影し、その画像をもとにシミ、シワ、キメ、毛穴、炎症、アクネ菌の状態を解析して、数万人の肌データベースと比較することで肌年齢などを測定できる分析機器を設置したことも大きな特徴だ。肌内部の状態も捉えることで将来のリスクも見据えることが可能で、その上でスキンケア方法のアドバイスなどもできる。例えばモニター体験者が試作品を使ったことで数値が改善したという結果が出れば、そのエビデンスを伝えていくことでユーザーの納得感を得ることにもつながるはずで、多種多様な形で商品の拡販に貢献することが考えられる。