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【コーセー24年1~6月期決算】10.3%増収

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【コーセー24年1~6月期決算】10.3%増収
コスメタリー事業、大幅成長

 コーセーの2024年1~6月期決算は中国で減収となったものの、日本では全てのセグメントで売り上げが伸長、加えて欧米を中心に展開する「タルト」が実績をリードし売上高は前年同期比10・3%増の1591億3300万円だった。利益面では利益率の高い中国トラベルリテール事業の減収、プロダクトミックスの変化による原価率増加が影響したものの、日本、タルトの増収が貢献し、販管費率が低下した結果、各段階利益が大きく増加した。発表に伴い8月7日、東京都中央区の本社で決算発表会を行った。

 セグメント別の売上高は、化粧品事業は8・3%増。ハイプレステージにおいては「コスメデコルテ」が日本国内で順調に推移したものの、中国では厳しい市場環境に加え、市場在庫のコントロールを含む事業改革を推進した結果、減収だった。アルビオンの「エレガンス」、タルトなどは大きく伸びた。

 コスメタリー事業は19・1%増。コーセーコスメポートの「ソフティモ」「クリアターン」「サンカット」など主要ブランドが順調に推移したことに加え、「メイクキープシリーズ」「ファシオ」などが好調だった。

 地域別では、日本が15・6%増。「アルビオン」「コスメデコルテ」などが百貨店、化粧品専門店チャネルで順調に推移。Eコマースではコスメデコルテが伸長した。ドラッグストアなどのマスチャネルでは、プレステージの主要ブランドである「雪肌精」「ONE BY KOSÉ」やコスメタリーの主要ブランドが需要回復の後押しを受け大きく実績を伸ばした。アジアは中国の消費低迷があり27・0%減。北米・その他はタルトが堅調で40・7%増だった。


(詳細は「日用品化粧品新聞」8月26日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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