【プラネット24年7月期決算】増収増益
新サービスの利用企業拡大で好調プラネットの2024年7月期決算は、主力事業である基幹EDIで利用企業数、データ件数が共に増加、データ種の範囲拡大もあって売上高が前年同期比1・3%増の31億7200万円だった。決算発表に伴い9月24日、東京都中央区の日本証券アナリスト協会で説明会を開き、坂田政一社長が業績や方針を説明した。
基幹EDIでは、OTC医薬品や健康食品の業界に向けた営業活動を展開し、新規開拓を推進。また、ユーザー企業の物流部門や経理部門にロジスティクスEDI、請求関連データを訴求するなどした活動も奏功した。新サービスとして提供を開始したロジスティクスEDIは利用企業が徐々に拡大し、接続本数も増加している。POSデータクレンジングサービスについては、導入前に利用効果を実感してもらうため、トライアル利用を設けて勉強会を実施するなど、導入を積極的に推進した。
一方、物価高騰に賃金の伸びが追い付かない状況が続き、更に生活者の生活防衛意識が依然として高く購買頻度が減少していること、卸流通を通らないプライベートブランド商品が拡大していることなどが業績に影響を与えたという反面、新規ユーザー獲得のための営業活動を重点的に行いつつ、事業開発に関して活動時期を見直すなどした結果、増収につながったと分析する。(詳細は「日用品化粧品新聞」9月30日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)