【マンダム24年4~9月期決算】国内好調で増収

マンダムの2024年4~9月期決算は、国内の好調な売り上げなどにより増収、経常利益も増益となったが、インドネシアの売り上げ減や原価率の上昇などから営業利益並びに純利益は減益となった。発表に伴い11月6日、オンラインで西村健社長らが概況や今後の方向性などについて説明した。
売上高は前年同期比5・5%増の391億8100万円。国別では、日本が9・5%増の218億2400万円。猛暑の影響でボディペーパーなどの夏シーズン品が25・5%増と大幅に伸長した。早期の店頭立ち上げと、年間での定番棚の拡大などが奏功し、更にシーズン終了後の返品削減にもつながる見通し。
海外では主要国のインドネシアが6・2%減の61億6200万円。前年のプロモーション実施による出荷増の反動や、滞留していた品質期限切れ在庫の返品処理の実施などが響いた。期限切れの在庫については、期首の予想を大幅に上回ったことが判明したという。下期以降は、滞留在庫の処理により新商品の導入が可能となったことから、プロモーションを積極的に実施する。その他海外は、プロモーションを強化するマレーシア、台湾が好調で5・2%増の111億9500万円。
ブランド別の動向では、業績を支えた「ギャツビー」のボディペーパーが、国内各ドラッグストア限定の香りが女性ユーザーの獲得に貢献。7・7%の増収を果たした。「ルシード」は、大手CVSチェーンへの定番導入が決まるなど好調で11・4%の増収、全面リニューアルした「ビフェスタ」は3・5%の増収だった。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月11日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)