【PALTAC24年4~9月決算】2・9%増収、売上高と営業利益共に過去最高更新
PALTACの2024年4~9月期決算は、外出機会及びインバウンド需要が増加したことに加え新規商材の取り扱い強化などの施策が奏功し、売上高は前年同期比2・9%増の6004億2700万円だった。売り上げ拡大に伴う売上総利益の増加に加え、変動費抑制や固定費吸収効果で販管費率が低下したことなどもあり、利益面もプラスに。売上高、営業利益共に過去最高を更新した。発表に伴い11月11日、オンラインで会見を開き、吉田拓也社長、嶋田政治専務執行役員経営企画本部長、村尾直人常務執行役員財務本部長が概況を説明した。
売上高は、台風10号に伴う外出関連商材の不調などはあったものの、殺虫剤やシーズン化粧品など、気温上昇に伴う季節商材の好調が全体を押し上げた。値上げや高付加価値品の拡売に伴う単価上昇により、前年を上回り着地した。
商品分類別では、化粧品が4・3%増、日用品が4・9%増。コロナ関連商材の需要減、サプリメントを中心とした一部商材の買い控えなどが影響し、医薬品は1・3%減、健康衛生関連品は0・7%減となった。
得意先業態別売上高は、物価高での節約志向に対応したディスカウントストアが10・9%増と好調。最大ボリュームのドラッグストアは4・4%増と順調で、コンビニエンスストアが2・8%増、GMSが5・0%増。スーパーマーケット、ホームセンターは横ばいだった。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月18日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)