【あらた24年4~9月決算】4・3%増収、H&Bやペット関連などの拡大奏功

あらたの2024年4~9月期決算は、注力するヘルス&ビューティー、ペット関連カテゴリーの拡大などにより、売上高は前年同期比4・3%増の4915億2200万円と伸長した。一方、経常利益、営業利益は当初計画に対し未達となった。発表に伴い11月12日、オンラインで会見を開き、須崎裕明社長が概要などを説明した。
須崎社長は「利益が計画に未達だったのは、販管費の増加が原因」としながらも、成長の要とする売上高の拡大について「今期末及び中期経営計画2026に対しては目標を上回り、順調に推移している」と評価した。売上高は10期連続で過去最高を更新。注力カテゴリーの奏功、特に外出機会の回復に伴い基礎化粧品、メイクアップ品が拡大していることを理由の一つとして挙げた。また、専売・優先流通品の拡大、大容量品や高付加価値商品の増加による商品単価の向上、新規取引拡大なども貢献したという。
カテゴリー別の売上高はヘルス&ビューティー3・8%増、ペット関連は6・2%増。更に紙製品4・5%増、ハウスホールド5・6%増、ホームケア3・3%増と伸びを示した。家庭用品は前年並み。
業態別売上高では、全体の半分以上の構成比を持つドラッグストアが3・4%増と堅調だった他、ホームセンター6・5%増、スーパーマーケット2・4%増、更にディスカウントストアは9・7%増だったが、GMSのみ前年を下回った。
(詳細は「日用品化粧品新聞」11月18日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)