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【ライオン24年1~9月期決算】増収増益、オーラルケア分野の伸び顕著

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【ライオン24年1~9月期決算】増収増益、オーラルケア分野の伸び顕著
対してファブリック苦戦、事業やブランド譲渡など影響

  ライオンの202419月期決算は、従前からの収益構造改革の効果が表れ始め、売上高30115900万円で前年同期比17%増、売上総利益から販売費と一般管理費を控除した独自の利益指標である事業利益は1862300万円で478%増と、想定を上回る推移を示した。発表に伴い1111日、東京都千代田区の東京国際フォーラムで、久米裕康取締役兼上席執行役員、福田健吾取締役兼上席執行役員がメディア関係者との懇談会を開き、業績の概要や今後の取り組みなどを説明した。

 増収となった売上高だが、オーラルケア分野の伸びが目立ったものの、第3四半期はファブリックケアで昨年投入した新商品の反動減、また事業やブランドの譲渡を行ったことの影響などから、一般消費財は減収となった。海外は、主要な進出国で増収となっており、特に中国、マレーシアは為替の影響を除いても2桁成長を継続している。

 事業利益は、前年同期比で60億円の上積みとなった。値上げを含む売り上げ増、構成比の変化などで20億円、トータルコストダウンで20億円のプラスとなった。反面、競争費用は国内で削減したものの、海外で増加したことで7億円ほど利益減に働いた。

 また、課題として挙げていた生産品目の集約、生産体制の効率化を推進し、これに伴う減損損失62億円を計上した。

(詳細は「日用品化粧品新聞」11月18日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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