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【コーセー】ピューリ社を子会社化

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【コーセー】ピューリ社を子会社化
タイの人気ブランド「パンピューリ」取得
 
 コーセーは12月10日、タイを中心にホリスティックウェルネスブランド「PAÑPURI(パンピューリ)」を展開するPURI CO.,LTD.(以下、ピューリ社)の株式を取得し、子会社化した。これに伴い同日、東京都中央区のAP日本橋でグローバル戦略発表会を行った。
 「PAÑPURI」は2003年に誕生したブランドで、香りによって五感を育み体と心、魂の調和を重要視したタイの伝統的なウェルネスアプローチが特長。独自の成分選択基準に基づき、クリーンで効果を実感できる処方を採用したフレグランスやバス&ボディ、スキンケア、ホームフレグランスの商品はもちろん、ラグジュアリーホテルでのスパサービスを提供している。店舗展開はタイと香港、更にECサイトや代理店を通して日本や中国、欧州にも販路を広げてきた。
 発表会では、小林一俊社長が「従来のような、日本国内で開発した商品を自らの手法で海外に持ち込むのではなく、現地起点のマーケティングとモノづくりに注力していこうと考え、その第1弾としてピューリ社の株式を取得した。次なる成長領域としてASEAN、またインドなどを含むグローバルサウス市場を強化していく」とし「ピューリ社は、商品の機能や側面だけでなく、香りや感触という官能品質に強いこだわりを持つなど、当社の考え方と共通点が多い。またタイは、相手を思いやり、気配りを大切にするなど、日本と共通するおもてなしの文化が根付いている以外にも、首都のバンコクは世界で一、二を争う観光都市でもありブランドのグローバル化を進めるにふさわしい」と明かした。更に「中長期ビジョンの一つとして、化粧品を核としながらもウェルビーイング領域への事業拡大を掲げている中、ピューリ社は化粧品のみならず、スパ事業やルームフレグランスなど、ウェルネス価値の提供を中心に取り組んでいる点でも、今後の方向性が一致している。互いに学び合い、高め合うことを期待したい」と述べた。

(詳細は「日用品化粧品新聞」1月1日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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