【ユニ・チャーム】25年度有力卸店会で購買実態に則した売り場提案強化

ユニ・チャームは3月11、12日、東京都千代田区の東京ステーションホテルに主要な取引卸店のトップを招き「2025年度 有力卸店会」を実施した。会の冒頭で全社方針の説明に当たった高原豪久社長は、2030年までの業績計画と不織布・吸収体分野で世界一になるとの目標を取り上げ、その達成に向けて製販の絆と取り組みを一段と強めていくことを示唆した。
高原社長は、24年1~12月期の業績を振り返りつつ、連結売上高では海外より日本国内の伸び率が上回ったことを紹介すると共に、この33年にわたる売り場提案について各カテゴリーでの事例を振り返り、生活者の意識や行動の変化に即応して展開してきたことを表した。また、相対的価値と絶対的価値の向上を目指す中で、30年までの相対的価値の面での目標である連結売上高1兆5000億円のうち、日本国内での目標4040億円を、連結売上高の3割に相当する4500億円まで引き上げたことを報告した。「成長性の高い大人用やペットケアだけでなく、ワイプスなども含め全てのカテゴリーは、新たな価値を生み出すことで伸ばしていくことができる」(高原社長)と、今後の展開に自信を見せながら、卸店各社への協働を呼び掛けた。
(詳細は「日用品化粧品新聞」3月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)