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【花王「KANEBO」】タイで大規模プロモーション展開

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【花王「KANEBO」】タイで大規模プロモーション展開
成功事例をアジアに拡大

 花王は、化粧品事業のグローバルでの成長を目指す6ブランドの一つに位置づけるカネボウ化粧品のグローバルプレステージブランド「KANEBO(カネボウ)」において、主力アイテムであるクリームの刷新を機にアジア強化戦略を加速している。特にタイで過去最大の投資を行い、大々的なプロモーションを展開。売り上げ規模の大きいタイを拠点に、飛躍的にグローバルでの存在感を高め、成功事例をアジア全域に拡大していく構えだ。
 未熟な赤ちゃんの肌を乾燥から守る「胎脂」の擬似機能成分として開発した擬似胎脂成分「TAISHI Complex」を配合した新クリーム「カネボウ クリーム イン デイⅡ」「カネボウ クリーム イン ナイトⅡ」発売前の8月から大々的なプロモーション戦略を展開し、ブランドの思想や世界観の理解促進に尽力。タイで特に若年層に人気が高い俳優・アーティストのターウー・ピタヤとオフロード・ガンタポンをプレゼンターとして起用し、約1か月にわたり、SNSや交通広告、屋外広告を活用した大規模なプロモーションを展開した結果、プレゼンターの情報解禁と同時に、タイのXではトレンド1位を記録するなど、話題化につながった。
 また発売後の9月10日から15日には、バンコク中心部のパーク・パラゴンで新クリームの体験イベントを実施し、約9000人にサンプリングを行った。タイ国内の約60店舗での売り上げは前年比2倍超を記録。発表会にはタイ、マレーシア、香港、インドネシア、ミャンマー、フィリピンのKOLを招き、想定を上回る盛況ぶりとなったという。イベント参加者からは「KANEBOの希望はプライスレス。まさにブランドと思想が調和されている」や「KANEBOが着想を得た、壮大な“胎脂”のバックグラウンドに関心をもった」といった熱量の高いクチコミが多数上がり「ブランドメッセージ『I HOPE.』への共感を高めることができた」(同社)と成果が見られている。この他にもバンコクの高級ホテルでトップKOLを招いてのワークショップの開催、約15万人が来場した「バンコク日本博2025」への初出展など様々な施策を繰り出している。

(詳細は「日用品化粧品新聞」10月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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