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【天馬】「サプライヤー・ミーティング」で今後の方向性など説明

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【天馬】「サプライヤー・ミーティング」で今後の方向性など説明
来夏、ベトナム新工場竣工へ

 天馬は10月8日、東京都港区のTAKANAWA GATEWAY Convention Centerで取引関係者らを招き「サプライヤー・ミーティング」を行った。当日出席した納入業者ら106社、181人を前に今後の方針や取り組みなどについて説明した。
 冒頭、金田保一会長があいさつに立ち、1949年に創業以降、ゴム製履物類の製造・販売を行う中、欧米でのプラスチック業界の発展に着目し、プラスチックの成型業へと転換を図り事業成長につなげてきたことなど、これまでの自社の歴史を振り返りつつ「皆様一人ひとりの力添えがあったからこそ、今の会社がある。この先も100年続く企業を目指すべく、経済環境の変化に対応しながら改めて原点に立ち返り、グローバル経営をこれまで以上に推進していく」と感謝の言葉を述べた。
 続いて、廣野裕彦副会長が、日本でのミーティング開催が海外より後になった背景について、今年3月に創業家の資産管理会社であるFHLホールディングスによるTOB(株式公開買付)が成立し、MBO(経営陣による買収)によって非公開化したこと、また8月に上場廃止し新体制発足のタイミングに合わせたことなどを明かした。
 次に金田宏社長が登壇し、現時点でのグループ全体の事業規模は国内では6工場を含む10拠点、海外に12工場を含む15拠点を構えていることや、2025年3月期の売上高1048億円、営業利益22億円に上ったこと、他にも主力商品の一つである収納用品「フィッツ」シリーズの世界累計販売個数が1億個に達したことなどを述べた。
 近年の取り組みでは、商品開発から販売までの一連のプロセスを強化するべく、これまで縦割り型であった組織体制を見直し、10月からハウスウェア事業と受託事業において「事業本部制」を導入したことなどを挙げた。
 今後の方針として、ベトナムを中心とした東南アジアでの市場拡大を図り、その一環としてベトナムのハロンに来夏、土地面積8万㎡の新工場を竣工する。国内ハウスウェア事業においては、積極的な商品開発に加え、屋外収納などの新カテゴリーへの参入などに注力。これらの施策により、2028年までに売上高1100億円の達成を目指す考え。

(詳細は「日用品化粧品新聞」10月20日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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