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5月開催、中国美容博覧会(CBE)を振り返る

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5月開催、中国美容博覧会(CBE)を振り返る

 5月12日から14日までの3日間、中国の上海新国際博覧センターで、中国美容博覧会(China Beauty Expo=CBE)が開催された。展示面積26万㎡を誇る巨大な会場に、例年3000社以上の企業が参加する中国最大規模の展示会は“世界三大化粧品展示会”の一つにも数えられ、ブランド名の拡散、商談、市場調査などを目的に多くの日本企業が出展し、中国進出の足がかりとしている。

 オンライン活用した試みが随所に見られる

 世界中で新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている中での開催となった今回は、入場制限こそ設けられなかったが、マスク着用が義務付けられた他、個人情報や行動履歴、ワクチン接種回数などを示す「健康コード」や身分証の所持が求められたという。渡航制限もあり、昨年同様に世界中から化粧品関連、美容関連の関係者が訪れるというわけにはいかず、コロナ禍前と比較すると入場客数も若干減少していたというが、オンラインを活用した試みも各所で見られ、熱気を感じるイベントとなったようだ。

 安心なイメージ強い日本製品に注目集まる
 
 なお、多くの日本企業が出展したN5ブロック東ホール(日本館)では、数多くのカテゴリーの中でも「基礎化粧品」「健康食品」に注目が集まったという。前者は、肌への影響がダイレクトに表れ、かつ美容に重要なアイテムであるため、含まれる成分が購入時にシビアにチェックされており、安心・安全のイメージが強い日本製品に関心が集中。後者は、中国国民の健康意識が高まっていることから注目度が年々上昇しており、アンチエイジングや健康を意識した商品への動向が注目されている。

 現地スタッフが常駐し、リスク管理、ブランディング、販路開拓などで中国市場進出をサポートするポリスターは、今回が6回目の出展となった。日本館の入り口付近ヘブースを構え、日本企業の情報発信をサポートし、ブースデザインや設営、運営代行に加え、宣伝・プロモーション面でも集客力向上に大いに貢献。日本企業に興味があるバイヤーと日本メーカーをつなぐ架け橋になった。
(詳細は「日用品化粧品新聞」7月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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