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寄稿【user's VOICE】ボディソープ

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寄稿【user's VOICE】ボディソープ

 ドラッグ、スーパーが購入場所の7割
 ソフトブレーン・フィールドは、日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID―POS購買理由データPoint of Buy(ポイント・オブ・バイ=POBデータ)」を有し、月間1100万枚のレシートを収集。リアル消費者購買データベースとしては国内最大級の規模となる(提携サイト含める)。
 今回は「ボディソープ」カテゴリーに注目(調査期間2020年7月~21年6月、レシート合計2万3126枚)。購入場所は、約7割が「ドラッグストア(64・8%)」を占め「スーパー(16・8%)」が続き、平均購入金額は543円であった。
 購入レシートシェアナンバーワンでリーズナブルな花王「ビオレu ボディウォッシュ」(N=5988枚、498円)、保湿機能を訴求したライオン「hadakara(ハダカラ)ボディソープ」(N=1098枚、533円)、高価格帯のロート製薬「デオコ薬用ボディクレンズ」(N=366枚、946円)〈※Nは購入レシート枚数、金額は平均購入単価〉の3ブランドを見ると、図表のように購入層の中心は「40代」であり、その割合は「ビオレu ボディウォッシュ(38・3%)」「hadakara(ハダカラ)ボディソープ(35・1%)」でいずれも3割である中「デオコ薬用ボディクレンズ(46・9%)」は、2ブランドの平均値(36・7%)よりも10ポイント以上高く、女性購入者層の半数近くを40代が占める。

 「デオコ」の目新しさが40代女性に刺さる
 購入者コメントから理由を探ると「ビオレu」や「hadakara」は、家族で使用する目的に対し「デオコ」は「加齢臭対策に良いと聞き、これが買いたくて来店(40代女性)」「若返った感じがする甘い香りが気に入っている(40代女性)」など、女性のにおいケアに加え、配合されるラクトンという物質により若々しい香りを得られる目新しさが40代女性に刺さり、高単価でも自身が使うために購入されていた。
 ボディソープはファミリーユースタイプが市場の大半を占めるが、パーソナルユースを目的とした高付加価値・高単価カテゴリーの広がりに注目したい。〈ソフトブレーン・フィールドPOB推進部〉
(詳細は「日用品化粧品新聞」7月12日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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