ライオンが決算発表に伴い記者懇談会を実施
反動減も他分野でカバー
ライオンの2021年1〜6月期決算は、一般消費財でハンドソープの減収があったものの、ハブラシ、柔軟仕上げ剤、薬品などの動きがカバーするなどして増収を果たした。一方で原材料価格の上昇や競争費用など販管費の増加で減益となった。決算発表に伴い8月5日、オンラインで記者懇談会を開き、掬川正純社長、榊原健郎上席執行役員、久米裕康上席執行役員が出席して業績の概要、今後の見通しなどを説明した。
主要カテゴリーは4〜6月回復基調
参入する市場のうち主要カテゴリーでは1〜3月に前年の特需の反動が見られたものの、4〜6月は回復基調にある。2019年との比較ではほとんどの分野で市場拡大しているという。
売上高は為替の影響を除き実質1・3%増で、同社が独自に出す事業利益(売上総利益から販売費及び一般管理費を控除した額)は14・3%減の140億円余りとなった。その事業利益は、売上増加や商品構成変化の影響、トータルコストダウンで11億円増、一方で原材料価格上昇や競争費用の増加などで34億円減少した。(詳細は「日用品化粧品新聞」8月9日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)