【有力メーカーのD2C施策】伊勢半/わたしを メイクするのは わたし

Z世代に向けたD2Cブランド「MN」
文政8年(1825年)に江戸・日本橋で紅屋として創業し、常に美を探求しながらセルフメイクを中心に様々な化粧品の製造、販売を行い、女性の輝くような美しさを引き出すための活動に取り組んできた伊勢半。斬新な発想と、信念をもった高品質なものづくりに加え、商品を紙の台紙に透明ケースでカバーし、フック付きラックに掛けて展開する「PSP(パーフェクト・セルフ・パッケージ)システム」を業界で初めて実施したこと、雑誌の裏表紙への全面広告、全国紙への全面カラー広告といった宣伝手法を導入したことなど、消費者ニーズに合わせた革新的な手法で業界をリードしてきた。そんな同社が、7月にZ世代に向けたD2Cブランド「MN」を立ち上げた。コロナ禍で市場が大きく変化する中、セルフメイクで時代を先取ってきた同社が改めてその在り方を見つめ直して発信しているブランドは、大いに話題を呼んでいる。
50色の中からカスタママイズ可能
「ME.NOBODY ELSE.」(=他のだれでもないわたし)の頭文字から取った「MN」のコンセプトは「わたしを メイクするのは わたし」。メイクを通して“自分らしさ”を模索する人々のそばに寄り添えるブランドとして提案していく。7月20日に公式オンラインストアで発売した第1弾商品「MY MIXED PALETTE」は、50色の中からアイシャドウ、リップ&チーク、ハイライトのカラーを6色組み合わせるというカスタマイズ可能なメイクパレットで、その種類は260万通りにも及び、ライフスタイルや趣向に合わせて自由に選べるコスメとしてアピールする。
(詳細は「日用品化粧品新聞」10月18日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)