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三菱ケミカル・クリンスイがオンライントークイベントで水環境の知恵を発信

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三菱ケミカル・クリンスイがオンライントークイベントで水環境の知恵を発信

 命を直接的にも間接的にも支える重要な資源として訴求

 三菱ケミカル・クリンスイは「世界水の日」である3月22日、クリンスイ公式ユーチューブチャンネルで水と環境をテーマに持続可能な未来を考えるオンライントークイベント「Cleansui水会議  水から未来を考える2022」を開催した。
 水や水環境についての知識や知恵を様々な視点から発信することを目的に行ったもので、「飲(衣)食住」という生活のあらゆる側面に関係する水について、人々の命を直接的にも間接的にも支える重要な資源であるとし、同社のブランドロゴや新聞広告のクリエイティブディレクションを手がけたグラフィックデザイナーの佐藤卓氏と、人類学的な視点から地球環境問題を論じ独自の取り組みを行う文化人類学者の竹村眞一氏が、それぞれの考えを披露した。

 人間が手を加えることでより豊かな自然になるケースも

 「牛丼1杯をつくるために、米や牛のえさを育てる水、牛が飲む水など、2000ℓもの水が使われていると竹村さんに聞いてから、私の中のスイッチが入って、水に興味を持つようになった」という佐藤氏は「通常は固体になると比重が大きくなるが、氷になると逆に水に浮く」とし「当たり前ではない、いろいろなことに気づくことで、日々の景色に感動が出てくる」と述べた。
 また竹村氏は「水田は洪水を防いで米をつくるというだけでなく、卵などが流されずに生物多様性にもつながるなど、他の生物や自然に貢献もする。このように、人間が手を加えることでより豊かな自然になるケースもあり、人間が天と地をつなぐ重要な役割を果たしている。また地球に存在する水の中でも、海水が97・5%を占め、2・5%の淡水の中でも、生活に使える水が0・01%に過ぎないと言われるが、海水が何もしてくれていないわけではなく、地球を覆ってくれているおかげで、温度上昇を抑えてくれている」とし、〝水球〟と言った方が良いくらいその恩恵を受けていると強調した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」4月4日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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