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ユニ・チャームが江崎グリコと協働で、両親学級「みんなの育休研修」プログラムの無償提供を開始

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ユニ・チャームが江崎グリコと協働で、両親学級「みんなの育休研修」プログラムの無償提供を開始

 父親の育児参加意欲を高め、社会課題と消費者課題の解決へ

 ユニ・チャームは江崎グリコと協働で、初めて育児休暇を取得しようとする人特化した企業向け両親学級「みんなの育休研修」プログラムの無償提供を開始する。これに伴い3月29日、東京都港区のユニ・チャーム三田本社で発表会を開き、両社の担当者が概要などを説明し、広く参加を呼び掛けた。
 「みんなの育休研修」プログラムは、父親の育児参加意欲を高め、また出産後に必要とされる育児に関する情報提供と模擬体験により、社会課題と消費者課題の解決につなげていこうというもの。男性の育休の必要性や、育休取得者の体験談を聞くといった入門編から、家事育児分担シートの活用を交えるなどして乳児期に大きな負担となる授乳、睡眠、排泄の3大育児を学ぶ実践編で構成する。育休取得者や予定者を対象に定期的に実施していく。このほど、全国の企業に呼び掛け参加を募り、4月から順次、無償で提供する。オンライン会議、対面式のいずれも実施可能。

 コラボレーションすることで難題を解決

 発表会の席上、ユニ・チャームジャパンマーケティング本部ベビーケアブランドマネジメント部の野元世界部長は、今回の協働取り組みについて「当社では、産後すぐに必要となるプレママ・パパに向けた育児ケア情報を提供し、助産師さんの実演でおむつ交換レッスンなども行う『ムーニーちゃん学級』を推進してきた。約1万人が参加し、動画視聴も30万回を超え、高い評価をいただいている。この4月には育児・介護休業法も施行、育休取得率の上昇が見込まれ、育児環境が改善される機会になる」とする一方で「法の施行だけでは父親の育休や育児参加は不十分で、それを促進する要素が必要と考えている。また、当社だけでは提供できる情報やサービスが限定的で、求められる子育て全般の情報提供が難しい。1社では難しいことでも、コラボレーションすることで解決していきたい」と述べ、実施に至る経緯や目的を説明した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」4月4日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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