【コーセーHD・25年12月期決算】2.3%増収、「デコルテ」中心に伸長

アルビオン、コーセーコスメポートも好調推移
コーセーホールディングスの2025年12月期決算は、主力のコーセー事業、アルビオン事業、コーセーコスメポート事業が伸長し、売上高は前年同期比2・3%増の3301億9300万円だった。営業利益はタルト事業、アルビオン事業で減益となるも、コーセー事業の収益性が改善し、6・3%増だった。
決算発表に伴い、2月12日に東京都中央区の本社で説明会を実施。松浪慶太上席執行役員が決算概要を報告し、小林一俊社長が事業別戦略、澁澤宏一常務が今後の方針を解説した。
セグメント別では化粧品事業の売上高が2・7%増だった。ハイプレステージではメイクアップブランドの「ジルスチュアート」などが減収も「コスメデコルテ」やアルビオン事業の主要ブランドを中心に伸長。新規連結対象の「パンピューリ」の上乗せも業績に寄与した。プレステージでは「ONE BY KOSÉ」が大幅増収、「雪肌精」の海外売り上げが好調で前期を上回った。
コスメタリー事業の売上高は0・3%減。コーセー事業のセルフメイクアップブランドが不調も、「メイクキープ」が好調に推移し、更にコーセーコスメポート事業が過去最高売上高を達成して前期並みの実績となった。
地域別では日本が1・9%増収。コスメデコルテ及びコーセーコスメポート事業が過去最高売上高を更新し、アルビオン及び「ONE BY KOSÉ」も増収で、日中関係の影響によるインバウンド需要の低迷、メイクアップブランドの苦戦などを打ち返した。
免税チャネルは減収も中国本土で大型ECセールの取り組みが奏功したアジアは8・6%増収、タルトが現地通貨ベースで前期並みを維持した北米は0・3%減収だった。
26年12月期は、コーセー、コーセーコスメポート、アルビオンという日本の主要3事業に加え、タルト事業、パンピューリ事業の伸長を見込む。持株会社体制を生かし、グループ全体の収益性、効率性を中長期的に高めていきたい考えだ。



