天馬が「2022年新製品発表商談会」開催、環境問題に対応する商品などを幅広く紹介

環境対応に取り組む姿勢をアピール
天馬は5月16日から6月3日まで、東京都北区の本社ビルで「2022年新製品発表商談会」を実施した。主力の収納用品に加え、新たな市場に参入する商品群や、関心が高まるSDGs、環境問題に対応する商品などを幅広く紹介し、これからの方向性を示したことで、来場者からの好評を得た。
会場入口には、リサイクル材を使用したトランクボックス、バスケット、コンテナボックスなどを展示した。「#樹脂と暮らす」をテーマとする第2弾商品で、永く暮らしに寄り添い続けることをコンセプトに、再生ポリプロピレンを配合しつつ、カラーバリエーションも豊かに各種アイテムをそろえている。合わせて、同社が取り組むプラスチック樹脂と麻、米、紙などの別素材を組み合わせたものを活用しようという試みを紹介し、環境対応に取り組む姿勢を明確にした。
発売36周年の主力ブランド「フィッツ」シリーズからは、様々な形と大きさ、用途に応じた各種製品を展示した。深型の「ディープ」と、その上に二つ積み重ねられる「ハーフ」の他、クローゼット用で幅と高さを3サイズずつそろえ、スペースに合わせて効率良く有効活用できる「ワイドSサイズ」も注目を集めた。更に、穴付きパネルが付いて、〝飾る、みせる〟収納ができる「フィッツプラスデコ」、また「プロフィクス」から「フィッツ」に変更し改良した布製のファブリックシリーズ、環境に配慮した段ボール製収納ケース「フィッツクラフトケース」と、様々なアイテムを提案した。「組立スタイルケース」は、工具不要の組み立て式収納ケースで、荷姿もコンパクトであることから、売り場での陳列や在庫が効率的になることをアピール。従来の完成品と同様のスタイル、耐荷重、スペックを継承しており、流通サイドの関心を集めそうだ。
収納以外の分野でもバラエティーに富んだアイテムも
収納以外の分野でもバラエティーに富んだアイテムをそろえた。ふたと本体が別売りで、好みの組み合わせが可能なランチボックス「コレト」、化粧品の容器をモチーフにデザインしたマグボトル「リリシーボトル」、洗いやすさを追求したマグボトル「エトド洗いやすいマグボトル」、紙とトウモロコシ由来の生分解性樹脂を用いて生産から廃棄までのCO2排出量を石油由来のプラプラスチック樹脂に比べて約8割削減する「プロセス タンブラー」といった商品群は注目株。
ランドリーブランド「ポーリッシュ」からは、低竿に引っ掛けて立ったままで作業ができる「竿にかけられるバスケット」、手軽に取り出して使えてコンパクトに収納できる「くるっとアイロンマット」、シンプルなデザインで軽量かつ、耐久性も高い「インテリア物干し2」などを紹介した。
また、海外から調達して納入するペット用品、砂利、長靴、作業用手袋なども別室で展示し、更に未発表の商品・サービスも含め提案力の高さも示した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)