資生堂が福岡久留米工場を稼働開始、高品質な製品をグローバルに安定提供する生産体制へ

福岡久留米工場でプレス内覧会を実施
資生堂は5月20日、福岡県久留米市に福岡久留米工場を竣工、6月から本格稼働を開始した。2019年の那須工場、20年の大阪茨木工場に続き、今回の竣工で国内新3工場がそろい、メイドインジャパンの高品質な製品をグローバルに安定提供する生産体制が整った。
これに伴い5月26日、福岡久留米工場でプレス内覧会を実施。魚谷雅彦社長CEO、アントニオ スピリオトポロスチーフサプライネットワークオフィサーが概要説明を行った他、服部誠太郎福岡県知事、原口新五久留米市長が出席した。
150周年の節目に、アジアの窓口となる九州の拠点が実現
あいさつに立った魚谷社長CEOは「資生堂150周年の節目に、アジアの窓口となる九州の拠点が実現した。新型コロナウイルスの影響は大きいが、ようやく消費者の生活は変わり始めた。市場の回復を待つのではなく、自分たちが変わっていくという意味でも、三つの工場をこの時期にスタートできたことは意義がある」と期待を込めた。また、地域社会とのつながりも重視しているとして「我が町の工場と思ってもらうため見学コースも設けた。『PEOPLE FIRST』の考えの下、無機質な工場ではなく社員が生き生きと働く場所を通じて、子供たちの職業観の醸成に貢献できれば」と語った。
(詳細は「日用品化粧品新聞」6月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)