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「2022年秋ユニ・チャーム成長戦略共有会」実施、ポジティブな価値創造を強調

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「2022年秋ユニ・チャーム成長戦略共有会」実施、ポジティブな価値創造を強調

 人生100年時代のキーワードは「自立」

 ユニ・チャームは6月15日から30日までの期間、オンライン配信形式で「2022年秋ユニ・チャーム成長戦略共有会」を実施している。今秋に発売する各事業分野の新商品紹介と合わせて、高原豪久社長が全社方針を示し、渡辺勉上席執行役員ジャパン営業統括本部長が営業方針を説明。更に様々なアイデアを駆使したコンテンツを用意し、流通関係者を中心とする視聴者の関心を集めている。
 高原社長は、過去10年の国内市場を振り返り、特にコロナ禍の商品価値について「消費者は自らの価値観に目覚めた」として、自分らしい価値や使い方、評価を求める時代にあることを示唆した。その上で「取り巻く環境が変化していくのを予測することが難しいとすれば、理想の未来をつくり出し、提案していくことが重要」と述べ、顧客心理の変化を捉えた、ポジティブな価値創造を目指すと強調した。また、脱コモディティ、汎用をプレミアムに展開し、かつ、よりパブリックな価値への意識を高める必要があると説いた。更に、ダイバーシティ、インクルージョンを分けることなく、ソーシャルインクルージョンとしての方向性を、共生社会の実現と合わせてつくり込んでいきたいとした。
 加えて「人生100年時代のキーワードは『自立』。私たちは人々のライフステージを通じて顧客に寄り添っていけるのがアドバンテージ。顧客が求める自立に対して、程良い距離感で、無理のないサポートを実現する商品とサービスで、幅広く露出し、多様化するコンタクトポイントに積極的に仕掛けていく」と述べ、新たな価値の創造に意欲を示した。
 渡辺本部長は、共生社会の実現に向けた業界総資産の拡大を目指すとして、生理用品、大人用、ペットの各カテゴリーについて触れ「顧客」を軸に定番売場づくりの具体例などを示しつつ、プレミアム化促進を提案した。
 
 新商品は、全てがSDGs達成に貢献するというのがポイント

 今秋の新商品は、全てがSDGsの達成に貢献するというのがポイント。各分野ごとに担当者が動画を通じて商品特長などを説明した。ベビーケアでは、夜用の市場活性化に向け「マミーポコパンツ夜用」を投入する他「オヤスミマン」を改良、更に「ムーニー」は無添加弱酸性シートを搭載した。フェミニンケアでは、オーガニックタイプの「ソフィ超熟睡ショーツオーガニックコットン」を発売、また「ソフィおりものシートオーガニックコットン」のまとめ買いパックを投入する。キレイケアからは「シルコット99・99%除菌ウェットティッシュ抗菌Plus」、ウエルネスケアで「ライフリー超うす型下着感覚パンツ」の改良、アイテム追加、ペットケアでは「銀のスプーン国産生かつおin」などをそろえた。
 合わせて、取引関係者らの理解を深めてもらうことを目的に、各商品の実演動画を公開すると共に、配信用のデジタルコンテンツも用意した。
 なお、実施に先立ち、会の見どころを伝えるプレ動画を限定配信した他、実施期間中は東京都港区の三田本社に新商品を含む各種提案内容を展示するなど、随所に工夫を凝らした。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」6月20日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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