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ライオンがオーラルケアセミナー実施、コロナ禍の意識や対策を説明

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ライオンがオーラルケアセミナー実施、コロナ禍の意識や対策を説明

 オーラルケアの重要性の認知は、短期間で拡大

 ライオンは6月9日、オンラインセミナー「感染症とともに暮らす時代のオーラルケア2022」を実施した。コロナ禍の新たな生活習慣を提案するもので、今回で3回目となった。
 冒頭、平野正徳オーラルケアマイスターが「コロナ禍における生活者のオーラルケア実態調査~コロナ罹患者・非罹患者を対象に~」と題し、同社が実施した調査を元に、最新の研究結果を紹介した。
 調査によると、全身健康に対するオーラルケアの重要性を認識している人は、一般では72%、自身または家族がコロナ罹患者という人(以下、罹患経験者)で67%に上った。また、感染症予防のためにオーラルケアが重要であることの認知は、一般では51%、罹患経験者で44%。全身健康より認知が低いものの、オーラルケアの重要性の認知は、短期間で広まりつつあるという。

 歯磨き行動が変化したという人は全体で9%にとどまる

 一方、コロナ流行前との比較で、歯磨き行動が変化したという人は全体で9%にとどまる。コロナ罹患をきっかけに情報を入手しても、その後の行動変容にはつながっていないことが明らかになった。「コロナ予防と免疫、健康管理、体力向上は結びついているものの、オーラルケアにはつながっていないのが実態。行動を変えていくには、正しい情報を得ることが必要といえる」(平野マイスター)ことから、今後も継続的な情報開発、発信に努めていくとした。
 続いてオーラルケア研究所の城隆太郎氏が「歯みがき行動と感染症予防との関係について」をテーマに、歯磨き行動がむし歯や歯周病などの予防に加えて感染症のリスクを低減することにもつながる可能性があることを示唆し「日常の歯磨きにプラス、帰宅時の歯磨きを行ってみるのはどうか」と提案した。合わせて、歯磨きに関連した調査、研究結果を紹介。1日の歯磨き回数が多い人、また帰宅直後や外出時に歯磨きをする人は風邪を訴える割合が低いことなどを示した。

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月20日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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