マンダムが福崎工場内の「第5工場」となる新生産棟を披露、分散型から集約型に進化

第5工場は、クリームやジェル、ワックス、液体物を生産
マンダムは10月12日、兵庫県神崎郡福崎町の福崎工場内の「第5工場」となる新生産棟にマスコミ関係者を招き、見学会を行った。
国内唯一の生産拠点となる福崎工場は1976年に竣工。日本国内と一部海外向けの商品を生産しており、化粧品メーカーでは珍しく、自社でエアゾールやペーパーの生産設備を保有するなど、同一工場内で多様な剤型を生産できる点が大きな特長だ。
第5工場は、従来の四つの工場の生産性向上を目指し、駐車場などだった土地に、地上5階建、延床面積約2万6000㎡の規模で竣工した。従来の工場は、ペーパー、エアゾール、ヘアカラーの工場、また、倉庫として活用し、第5工場は、クリームやジェル、ワックス、液体物を生産している。
今回の整備で、これまで分散されていた工場全体が一体化
今回の整備で、これまで分散されていた工場全体が一体化。剤型別の分散型から集約型に変貌を遂げた。連絡通路で従来の工場間の移動が可能となり、人とモノが屋外に出ることなく原材料の搬入から製品の完成までを実現。従業員の動線削減やクリーンな環境の維持など生産性や安全性が向上、またIoT化も一気に進んだ。
更に、SDGsの観点でも環境負荷低減を大幅に進めた。また、社員にも働きやすく過ごしやすい環境を提供している他、業界関係者や地元の小中学校の社会科見学などにも対応した、より安全で開かれた工場としての部分を追求している。
(詳細は「日用品化粧品新聞」10月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)