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フマキラーが「園芸用品政策共有会」実施、殺虫と施肥が一度にできる粒剤など投入

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フマキラーが「園芸用品政策共有会」実施、殺虫と施肥が一度にできる粒剤など投入

 効き目と安全性を追求し、不安、リスクを解消

 フマキラーは10月12日、幕張メッセ国際会議場で「2023年度フマキラー園芸用品政策共有会」を実施した。
 冒頭、あいさつに立った大下一明社長は、家庭園芸薬品市場が順調に推移し、2022年は前年比1%増の515億円で着地する見込みだとしつつ、「カダン」が安心、安全にこだわったブランドとして新たな市場、ユーザーを創造してきたと紹介。昨年、シンジェンタジャパンからフラワー事業を譲受し100%子会社としてFSブルームを設立したことに触れ「園芸を楽しむ人に向けたトータルブランドへと成長した」と自信を見せた。また、最新鋭の開発拠点「ブレーンズ・パーク」などを活用し、高度な技術と斬新な発想力を組み合わせた新製品を投入していくとし「効き目と安全性を追求し、不安、リスクを解消し、確かな安心、快適を届けていく」と力強く語った。
 またFSブルームの志水啓一社長は、成功体験の提供を重視し、美しく高品質で育てやすい花の提供、花を守り安全に育てるための手段の提供、花のある生活や楽しみ方の提案をポイントに、グループを挙げて市場活性化に取り組んでいることを示した。

 庭にまつわる活動である“庭活”をテーマに展開

 営業方針を解説した加藤孝彦専務国内営業本部長は、園芸人口は巣ごもり需要で流入した層が残り、依然として高い水準をキープしていることを示し、団塊ジュニアの参入で今後の拡大の余地がまだあること、ドラッグストアやECといったチャネルが伸長していることから近隣店舗へと買い場が移ってきていることなど、現状を分析した。各施策は、レジャー、ガーデニング、手入れなど、庭にまつわる活動である“庭活”をテーマに展開していくとし、天候リスクを回避するために商品の早期展開が求められ予防品が重要になると共に、10月の平均気温が上昇傾向にあることから、売り場の長期化も必要になってくると提案した。流通との協働を強化し、広告宣伝活動などで積極的にサポートしていく考えも強調。苗と殺虫関連商材との同時購買を促進するといった、自社にしかできない展開を推進し、実際に成功している事例が出ていることも明かしつつ、新年度の販売目標として前年比10%増を掲げた。

  (詳細は「日用品化粧品新聞」10月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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