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アース製薬など3社が「園芸パートナー会」実施、SDGsを追求した商材多数で話題集める

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アース製薬など3社が「園芸パートナー会」実施、SDGsを追求した商材多数で話題集める

 プラスチック量を削減したボトルを積極採用

 アース製薬及びハイポネックスジャパン、プロトリーフは10月11日、東京都千代田区のアース製薬アクトテラスで、3社協働で活動するスリークロスの「園芸パートナー会」を行った。
 これまではホテルなどの会場を使用し、発表会形式で行ってきたが、今回はスリークロス内企業のオフィスで商談形式によって来年の新製品の概要や販促内容を紹介した。来場者は流通関係者ら約60人。
 会場内は、3社各社とスリークロスの新製品をそれぞれ展示。アース製薬では、より分かりやすい製品開発や訴求、また、SNSを活用した支援体制を強化することで、園芸での失敗をなくし、園芸人口を減らさないことが「アースガーデン」ブランドの役割であること、また、プラスチック量を削減したボトルを積極採用するなどSDGsにつながる活動を強めることなどを強調した。
 主な新製品では、野菜・果樹・花・観葉植物・庭木など様々な対象物の虫対策に1本で効果を発揮する「いろいろな植物つよし」のスプレー、粒剤を投入。どちらも嫌なにおいが無い点が特長で、更に従来のボトルに比べ、スプレーは10・9%、粒剤は91・4%のプラスチック量削減を実現している。パッケージのデザインやネーミングは、今年1月に発売した「花いとし」「野菜うまし」が好調なことから、その世界観に合わせ、店頭での存在感をシリーズとして強く打ち出す。 

 園芸農薬AL剤の市場が年平均3・2%で拡大

 来場者からは、園芸農薬AL剤の市場が年平均3・2%で拡大しており、中でも汎用性のあるタイプの伸び率が高いことから、スプレーに期待する声が聞かれ、また、農薬剤型別の構成比でスプレーに次ぐ規模の粒剤の市場はほぼ横ばいで、消費者の不満点として「強いにおい」が挙げられていることから、それを解消した粒剤に可能性を見いだす姿勢が見られたという。
 「スリークロス」ブランドでは、協働でSNSを活用した販促策が奏功し、年々実績を高める「ボタナイス」ブランドから、需要を高める観葉植物のコバエ駆除に効果を発揮する、初のスプレータイプの「植物の虫・病気対策」を投入する。
 ハイポネックスジャパンでは、強みでもある肥料の分野を更に開拓する新製品が目立った。堆肥と土壌改良資材と肥料が一つになった新発想の「土を豊かにする肥料」、建材の端材を中心に植物由来の原材料を用いた木材由来の新たな園芸用土「木から生まれた土」などエシカルな商材で市場の活性化を図る。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」10月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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