「第1回フェムテックトーキョー」開催、フェムテック・フェムケア製品扱う約200社が出展

2025年には5兆円規模の市場にまで拡大する見込み
10月20〜22日の3日間、東京ビッグサイトで「第1回フェムテックトーキョー」(主催=RX Japan)が開催された。
女性のライフステージにおける様々な課題を解決できるフェムテック・フェムケ製品を扱う企業が一堂に出展。フェムケアの重要性の認知やフェムテック関連製品を社会全体に広め、女性の健康と活躍を社会全体がサポートする世界の実現を提案した。
フェムテックは、女性とテクノロジーを組み合わせた造語で、2013年頃にドイツで活用され始まった。月経管理アプリやサニタリーグッズ、妊活や更年期に関する商品が代表的で、女性特有の悩みや生きづらさを解消する製品やサービス全般を指す。欧米ではフェムテック市場が急成長しており、19年の世界市場規模は約1000億円、25年には5兆円規模の市場にまで拡大する見込みで、日本での関心度も年々高まりを見せている。
生理用品や妊活サポート、更年期ケア、デリケートケアなどを紹介
出展社は、約200社。生理用品や妊活サポートアプリ、更年期ケア、デリケートケアなどの最新製品やサービス、また、最新トレンドや導入事例などを紹介した。
日用品メーカーの事例では、小林製薬が「命の母」「サラサーティ」「フェミニーナ」を、ピップが「オーカスリムカップ」「オーカ吸水型サニタリーショーツ」を、ジェクスが「リューブゼリー」「メノケア」「ゼリープラス メディカル」を、コットン・ラボが「オーガニックコットンナプキン羽つき」など、また、その他のメーカーも自社のフェムテック製品を披露した。出展メーカーの関係者は「3日間を通し、多くの来場者がブースで積極的に製品を手に取り、使い方や特長について質問するなど、熱量の高さを感じた」と強い手応えや今後の可能性を強調した。
(詳細は「日用品化粧品新聞」10月31日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)