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「資生堂イノベーションカンファレンス2022 」実施、たるみケアなど新技術を開設

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「資生堂イノベーションカンファレンス2022 」実施、たるみケアなど新技術を開設

 三つの柱でイノベーションを加速していくことを強調

 資生堂は10月20日、東京都渋谷区のヒカリエホールAで「資生堂イノベーションカンファレンス2022〜知と体験の融合」を実施した。
 冒頭、チーフブランドイノベーションオフィサー、チーフテクノロジーオフィサーを務める岡部義昭エグゼクティブオフィサー常務が、研究開発の強化を目的に制定した独自のR&D理念「DYNAMIC HARMONY」を紹介。「HUMAN&Earth」を新たなアプローチとして設定し、人と地球の融合を進めていく考えを示した。異業種、スタートアップ企業とも共創していく必要性にも触れ、R&D理念を実現すべく、経営基盤の盤石化につなげるため化粧品領域の強みの深化を図る「Skin Beauty」、将来の成長基盤創出のため新領域への挑戦を進める「Future Beauty」、社会価値と経済価値の融合を図り循環型社会の実現を叶える「Sustainability」という三つの柱でイノベーションを加速していくことを強調した。

 皮膚の動き捉える4次元解析技術「4Dデジタルスキン」を開発

 その後は、三つのイノベーション技術について各担当者が解説した。みらい開発研究所の江連智暢フェローは「たるみ」をケアする取り組みを紹介。通常時に皮膚がどのように重力に抵抗しているのか、その仕組みがなぜ失われてたるみが起きてしまうのか、十分に解明されていなかったと指摘しつつ、今回、皮膚の動きを捉える4次元解析技術「4Dデジタルスキン」を開発し、皮膚の変形に抵抗する部位を観察したところ、存在していた立毛筋に着目したという経緯を明かした。顔面に高密度に存在する立毛筋群が重力方向と反対向きに配列され、重力に抵抗していることを見いだし「ダイナミックベルト」と定義。これを生かし、たるみに関する研究開発を加速していく考えも示した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」10月31日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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