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石洗工、首都圏卸など復活相次ぐ賀詞交歓会、各地でリアルな顔合わせ続々と

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石洗工、首都圏卸など復活相次ぐ賀詞交歓会、各地でリアルな顔合わせ続々と

 【石洗工/界面工】協力と共栄のコラボを

 日本石鹸洗剤工業会(石洗工)並びに日本界面活性剤工業会(石洗工)は1月6日、東京都千代田区の東京會館で合同懇親会を3年ぶりに開催、会員ら約270人が出席した。
 冒頭、石洗工の長谷部佳宏会長(花王)があいさつに立ち「昨年は引き続くパンデミックへの対応や異例の円安進行、原材料高騰などまさに不確実性を象徴する年であった。その中でも経済活動は、感染対策を取りながら着実に再活性化されている」と述べた他、石洗工の昨年の販売状況について「油脂製品の前年比は、数量は9割ほどだったが、金額は130%を超える見込み。家庭用品は数量、金額はどちらも100%を超えている。厳しい環境下でのこの結果は、お客様のご愛顧あってのことである」と市場の復調傾向に手応えを示した。
   また「日本で消費材を扱う我々にとって、世界に取り残されないためにも、循環型社会の実現は重要な使命である。本日出席の皆様は会社を経営するリーダーの方たちが多い。これからは、半分は自社のため、半分は日本のために力を注いでいただきたい。それだけ日本は今、世界から見て危機感を持たないといけない状況である。ライバルとの切磋琢磨は必要だが、同時に協力、共栄のためのコラボレーションがより大事になってくる。同じ課題を取り組む企業が集まる当団体は、そういった活動に組みやすい仲間の集まりでもある。未来のためになる活動をぜひこの団体で広げていただきたい」と会員らに呼び掛けた。
 その後、界面工の乗竹史智会長(ライオン)が登壇し「両団体を取り巻く環境は、石鹸の誕生からこれまでの150年間、様々な出来事があり、特にこの3年間は激動の時代であった。そんな中、我々はお客様、市場、社会の期待に沿った商品を生産し続けることができたと考えている」と述べた。

 【首都圏卸】次世代へ受け渡すために

 首都圏化粧品日用品卸組合は1月6日、東京都千代田区の帝国ホテル東京で3年ぶりとなる合同賀詞交歓会を実施した。関東圏の卸組合会員、賛助会員メーカーら関係者が多数集い、新たな年を祝った。
 埼玉卸組合の清水雄太氏(麻友)が司会を務め、冒頭で東京卸組合(都連)の森友徳兵衛会長(森友通商)があいさつに立ち「最近、都連を通じフレイル対策の取り組みを進めており、人々の健康寿命を延ばしていくために活動を行っている。老化により陥りがちな負のスパイラルを、業界の力で、できる範囲で変えていきたいと思う。目標も生きがいも無いシニアの方々は、どうしても様々な提案ごとを受け入れにくいが、これをどう打ち破っていくかかが鍵を握る。また、全卸連ではアクティブシニアを応援することを目的に、関連各社・団体のご協力もいただきボウリング大会も行ってきた。合わせて業界関係者の参加をいただき、チャリティボウリング大会も行っている。業界内外で人々のお役に立つ団体になるべく、引き続き活動していきたい」と状況を報告したのに加え「小売業と言えば各チェーンの名前が出てくるイメージがあり、メーカーでも有名企業の名がすぐに挙げられるなど認知が高い。一方で卸売業、一般的に良いイメージを持たれているか、認知が高いかと言えばそうではない。しかし、次世代を担う若き経営者に素晴らしい業界だと思ってもらえるよう、イメージを回復していくことが重要と考えており、そのためにも各方面に多大なるご支援をいただければと思う」と述べ、将来に向けた協力を呼び掛けた。
 続いて、賛助会員を代表してライオンの掬川正純社長が登壇し「原材料高騰など急激な環境変化の中、『窮すれば通ず』という言葉があり、実際には『窮すればすなわち変じ、変じればすなわち通ず』というものだという。困ったことがあれば自ら変化し、そして初めて通用していくものと理解した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」1月16日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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