小林製薬が春の新商品13品目を発表、市場拡大狙う漢方薬などを拡充

新製品内覧会を3年ぶりにリアルで開催
小林製薬は、2023年春の新商品13品目を発表した。40代からの排尿痛、残尿感に効く漢方薬やめまいを改善する漢方薬、消臭元ブランドの詰め替え可能な芳香・消臭剤などを中心に初年度約24億円の売上高を目指す。これに伴い新製品内覧会を3年ぶりにリアルで開催し、製品概要や開発背景などを紹介した。1月11日から13日まで東京都千代田区の東京交通会館で開催、1月18日には大阪市中央区のマイドームおおさかで開催する。
新商品は医薬品3、オーラルケア2、芳香・消臭剤5、家庭雑貨品(住居用洗剤)1、衛生雑貨品2を用意した。
注力する商品の一つ「メイマック」(60錠、希望小売価格1950円)は、ストレスや疲れ、ホルモンバランスの影響で乱れた平衡機能を正常化し、繰り返すめまいを原因から改善する漢方薬。自社調査では10人に1人がめまいの悩みを抱えており、その7割が女性だという。インターネットの検索ワードとしても増加している一方で、市販薬の認知度は約5%と低いことから商品を開発した。
テレビCMを積極的に投下することで市場全体の拡大を
初年度の売り上げ目標は約3億円で、テレビCMを積極的に投下することで市場全体の拡大を狙う。
また、40代以降の長引く膀胱などの炎症による排尿痛や残尿感を改善する「ボーコレンエージ+猪苓湯合四物湯錠」(60錠、希望小売価格1800円)は、20〜30代の悩みとは症状や原因が違うことに着目。加齢と共に弱くなった膀胱粘膜を強くすることで症状を和らげる。
(詳細は「日用品化粧品新聞」1月16日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)