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シャボン玉石けんが3年ぶりに「シャボン玉会」実施、〝無添加石鹸の輪〟に手応え

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シャボン玉石けんが3年ぶりに「シャボン玉会」実施、〝無添加石鹸の輪〟に手応え

 前回開催の3年前と比較して、売上高は37%増加に

 シャボン玉石けんは1月30日、北九州市小倉北区のリーガロイヤルホテル小倉で、年賀交歓会を兼ねた「第41回シャボン玉会」を行った。3年ぶりの開催ということもあり、全国から取引関係者200人余りが出席し、お互いの活躍と協力関係の強化を誓い合った。

 冒頭、会の幹事を務める髙橋道夫専務が自社の業績や活動状況について「前回開催の3年前と比較して、売上高は37%増加した。背景にはコロナ禍があり、感染対策商品が大きく伸びたことにある。2009年に感染症対策研究センターを立ち上げ、ウイルス・菌に対する研究を行っており、コロナに対する無添加石鹸の有効性をいち早く確認でき、これにより営業活動を活発に行うことができた。一時、ボトル、ポンプの供給が滞り、ハンドソープなどが店頭で品薄になった時期もあったが、当社では業者の方々に多くの供給をいただいたことで、欠品せずに済んだ。この点についてお礼を申し上げたい」と述べた。一方で「原材料高の影響で利益面が厳しくなってきたことで、昨年9月に価格改定を実施した。この影響を懸念していたが、実際には出荷本数が3%ほど落ちたものの、売り上げは上がっている。しかし、利益はまだ厳しい状態が続いている。生産性向上やコストダウンを図っているが、加えて今年は、真剣にドを加えて“ド真剣”に取り組みを進めている」など方向性を示した。

 シャンプーやハミガキ、食器洗いなど多くのカテゴリーが成長

 続いて森田隼人社長が主催者を代表してあいさつに立ち「コロナ禍の3年間、リモートワークやオンライン工場見学などを取り入れてきた。しかし、リアルでのコミュニケーションを図ることが大事ということは間違いない。20年に創業110周年を迎えたものの、記念行事などはできず、健康な体ときれいな水を守るという理念を広く発信していくことが難しい期間ではあった。ただ、ハンドソープの需要拡大で業績は伸びた。ここでは、詰替用よりもボトル本体の商品から動きが良かったことから、日本の家庭では意外に手を洗っていなかったということが分かり、今日の手洗い拡大、定着につながってきたものと思う。生活者の間で、より安心安全なもの、ちょっと良いもの、あるいはSDGsの流れの中で環境に優しいものを選ぶ傾向が強まっている。これにより当社ではシャンプーやハミガキ、食器洗いなど多くのカテゴリーが成長し、通信販売の会員数も高いレベルで推移している。22年8月期の売上高は89億9500万円に達し、少しずつ無添加石鹸の輪が広がってきたと感じる」と手応えを示した。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」2月6日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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