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【COSME Week TOKYO特別インタビュー】RX Japan・細野圭化粧品開発展事務局長

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【COSME Week TOKYO特別インタビュー】RX Japan・細野圭化粧品開発展事務局長

 初上陸、初公開の原料など披露

 1月17日から19日までの3日間、東京ビッグサイトで化粧品開発展、国際化粧品展、美容・健康食品EXPO、化粧品マーケティングEXPO、ヘアケアEXPO、国際エステ・美容医療EXPOから成る「COSME Week TOKYO 2024」が行われる。ここではRX Japanの細野圭事務局長に、化粧品に関連した多彩な提案が見られる展示会の魅力を聞いた。


 ――「COSME Week TOKYO 2024」の開催が迫ってきました。
 「2023年9月に実施した大阪での4回目の展示会は過去最高の1万2673人が来場しました。海外からの来場者も非常に多く、今回の東京展も同様に良い形で開催できればと考えています」
 ――展示会の見どころを教えてください。
 「各種キーワードがいろいろと骨太になっているという印象です。前回比1・3倍の750社が出展を予定し、来場客は1・2倍の3万5000人を想定しています。前回も過去最高の2万9500人に来場いただきましたが、それ以上に海外からの来場客、そして出展社が増える見込みで、盛り上がることは間違いありません。当社の海外担当スタッフがジャパンマーケットの開拓を積極的に呼び掛けたことから、韓国、中国、台湾、タイなどアジアを始め、ドイツ、フランス、インドなど幅広い国・地域から出展企業が集います。バイヤーの方々からすれば、いろいろな国の商品を見ることができるという大きなメリットにつながるはずです」
 ――新たな原料、製品、サービスを披露する場としても期待されています。どんなものが見られるのでしょうか。
 「コメ発酵液やセンチフォリアバラ花びらエキスを乳酸菌で発酵した原料など『発酵・菌』は注目されそうですね。また、フェムケア関連の提案も多くなりそうです。アフリカのオーガニック・スキンケア原料や、天然の青いバラの化粧品原料への提案など初上陸、初公開のものが数多く登場しそうです」
 ――化粧品開発展、国際化粧品展だけでなく、3回目の開催となる化粧品マーケティングEXPO、2回目の開催となるヘアケアEXPOなどにも注目が集まっているのでは。
 「マーケティング展はバイヤーの方から非常に好評です。今や化粧品マーケティングはデジタルでの発信も非常に多く、そこに関連した提案も数多く集まる予定です。インフルエンサーのキャスティング、SNSマーケティングなどを含め、ブランディングにつながる、業界のデジタル化の底上げができればと考えます。またヘアケア展は美容室向けの提案が多く集まる場で、初めての開催となった前回の注目度はまずますといったところ。規模も認知度ももっと拡大できると考えており、積極的に新しいイベントの実施も考えていきたいですね」
 ――毎回、来場者から好評のセミナーは、今回も豪華な講師陣がそろいました。
 「消費者ニーズや市場動向、商品開発に対して注目度が高いというアンケート結果もあり、それに対応した60講演を予定しています。基調講演を担当していただくのは、ポーラ・オルビスホールディングスの横手喜一社長で、より豊かな人生やQOLを高めることにつなげるという、化粧品に対する考えを紹介してもらいます。展示会を通して、Japan Beautyの魅力発信や業界発展のために結成したアドバイザリーコミッティ委員を務めていただいているオルビスの小林琢磨社長にも登壇してもらいます」
 「また大阪展と同様に、モデル・インフルエンサーなど消費者代表としてゲストを招き、ニーズの動向などを学び、アウトプットにつなげてもらうためのトークセッションの時間も設けます。大阪ではセッション中に受講者にQRコードを読み込み質問してもらう形式を取りましたが、どんどん質問が集まり、非常に盛り上がりました。今回も質問が飛び交うことを期待しています」
 ――最後に来場を検討している人にメッセージをお願いします。
 「それぞれの企業、ブランドによって課題はまちまちだと思いますが、幅広いテーマがそろうので、自分の求めているものが見つかるはず。前回の東京展の来場者アンケートでは『新しい製品、トレンド、取引先を見つけることができる』『数多くの出展社、展示品、サービスがそろっている』『会場に熱気があふれている』といった声が多く挙がりました。新企画も考えているので、ウェブなどで詳細を確認し、お越しいただければと思います。1年のスタートの時期に、関係者が集まる場としても大いに活用してほしいと考えています」

 (詳細は「日用品化粧品新聞」12月11日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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