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【user's VOICE】マスク・ハンドソープ・ウェットティシュ

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【user's VOICE】マスク・ハンドソープ・ウェットティシュ

 帰宅後の「手洗い」「除菌」は習慣化

  寄稿=mitoriz(ミトリズ)。日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID—POS購買理由データPoint of Buy〈ポイント・オブ・バイ、以下POBデータ〉」を有し、月間1500万枚のレシートを収集し、リアル消費者購買データベースとしては提携サイト含め国内最大級の規模を誇る。

 「コロナ禍に新たに取り入れた生活習慣」について、POB会員を対象にアンケート調査を実施した結果、「マスクの着用」「入店時の手指消毒」「帰宅後の手洗い」が回答された。また、新型コロナウイルスが感染症法上5類に移行して以降、現在はやめた習慣として「マスクの着用」「入店時の手指消毒」が挙げられた。
  一方、今後も変わらず続けたい習慣は「帰宅後の手洗い」だった。感染症対策は、個人の判断に委ねられてから捉え方や取り組みも様々だ。そこで今回は、コロナ禍の習慣に関連する商品についてレシート出現数を分析(調査期間=2022年3〜5月、23年3〜5月、レシート合計714万7131枚)。「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」へと転換しつつある中、消費者の購買行動を掘り下げてみた。

 マスク着用は減少傾向

 前出で現在はやめた習慣として挙げられた〈マスク〉の出現数は、3〜5月にかけて減少していることが見て取れる。5月(4・5個)と昨年(7・1個)で比較して(マイナス2・6個)減少傾向だ。〈ハンドソープ〉は5月に減少するも、3〜5月の期間では〈ウェットティシュ〉と共に横ばい。「手指の消毒などは習慣として身に付いているし、やっぱり安心する(20代女性)」「コロナ以外の感染症を予防するためにも身の回りの除菌や手指の消毒、手洗いうがいは続けたい(30代女性)」「コロナがなくなったわけではないので、できるだけ消毒や除菌を続けたいと思っている(50代女性)」とあるように消費者の感染対策意識は、今や生活習慣として根付いているようだ。
  脱マスクが進む中でも〈ハンドソープ〉〈ウェットティシュ〉は今後も出現数の変動幅は少ないことが予想される。
 (mitoriz DMB本部)

 (詳細は「日用品化粧品新聞」7月10日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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