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【user's VOICE】ドラッグストア

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【user's VOICE】ドラッグストア
メイン利用率高い「クリエイトSD」と「コスモス薬局」

 消費者に支持されるドラッグストアの利用実態に迫るべく、全国のPOB会員3020人に「ドラッグストア利用に関するアンケート調査」を実施。投稿レシートデータと合わせて分析した(レシート分析期間=2023年8月~24年1月、レシート枚数=7万5207枚)

 図表1アンケート調査「メイン・併用ドラッグストアの利用内訳」は、利用者数の多い上位8チェーンごとに日ごろ最も利用するドラッグストアの利用状況をたずねた結果だ。

 「クリエイトSD」「コスモス薬品」は9割以上が「メイン利用率65%以上」と高頻度で利用されている。その理由を深堀するため、図表2回答者の投稿レシートデータから「購入金額カテゴリ構成比」を分析。メイン利用率が高い2チェーンは「食品」が50%以上を占める。「クリエイトSDは食料品が比較的安い(50代男性)」「コスモス薬品は食品の品揃えも充実して価格も安い(40代女性)」とのコメントからも同カテゴリが強みとなり支持に結び付いていると言えるだろう。

 一方で、レシートデータから1人当たりの利用店舗数を分析した結果〈平均3・2店舗〉、特定のチェーンをメイン利用しつつも複数店舗を利用していることが分かった。

 図表の2チェーンは食品の取り扱いや価格への支持は高いが「ポイント」「クーポン」といった販促において評価は低く「感謝デーはウエルシアに行く (40代女性)」「広告の品で利用店を変える(30代女性)」との声から、消費者は器用に使い分けをしているようだ。商品の値上がりや競争環境が激化する中、各社のサービスは魅力的で消費者も移り気だ。競合対策だけではなく消費者軸の利用動向も今後は押さえて行くべきポイントだろう。(mitoriz DMB本部)



(詳細は「日用品化粧品新聞」3月11日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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