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【user's VOICE】マスク・消毒用アルコール・トイレットペーパー市場の今を見る

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【user's VOICE】マスク・消毒用アルコール・トイレットペーパー市場の今を見る

 店頭価格や安定した商品供給をするために取り扱う銘柄にも変化

 今回は、当社に登録するキャスト会員の新型コロナウイルス感染拡大による家計のアンケート調査から、いまだ品薄状態が続く「マスク」「消毒用アルコール」「トイレットペーパー」の購買行動を紹介する(調査期間=2020年3月29日〜31日、20〜60代の働く女性745人)。  「マスク」や「消毒用アルコールなど」は、いまだ品薄状態が続き、「いつもより多めに購入したいが買えない」と感じている方が多く「マスク(53・0%)」は半数以上、「消毒用アルコール(39・2%)」は4割近くを占めた。品薄に対するコメントが多くみられた中、「マスクは通販、消毒液もサロンから高額商品を買った(60代女性)」や「マスクの市販品は、購入不可能なので、手作りマスクを使用(60代女性)」などといった声も。  また「トイレットペーパー」は「いつもより多めに購入した(20・9%)」と2割以上が回答し、「いつもより多めに購入したいが買えない(5・9%)」と感じている方は1割にも満たない結果となり、店頭在庫は回復しつつあるようだが、「トイレットペーパーはいつも特売を購入していたがいつもより割高なものを購入(40代女性)」や、「コロナの影響で、トイレットペーパーやティシュ、ウェットティシュの在庫が無い異常事態なので、いつも使っているものではなく何でもいいので購入。価格が異常に高い(50代女性)」などといった、店頭価格や安定した商品供給をするために取り扱う銘柄にも変化が見られている。
 
 低価格で安定した供給が流通の課題

 消費者の購買心理は、「いつも購入しているから買う」ではなく、「必要としているから銘柄・価格にこだわらず買う」に変化しているように思えるが、家計を圧迫することにもなりかねないため、生活必需品を低価格で安定した商品供給がメーカーやチェーンの今後の課題となるのではないだろうか。 (ソフトブレーン・フィールド事業開発課)
(詳細は「日用品化粧品新聞」5月18日号)
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