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次世代の「生活雑貨」の価値探る「第40回プラスチック日用品優秀製品コンクール」

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次世代の「生活雑貨」の価値探る「第40回プラスチック日用品優秀製品コンクール」

コロナ禍、SDGs背景に求められる需要が変化

 コロナ禍での新たな生活様式が根付き、順調に拡大する市場や、急速な規模拡大から現在その反動を受けている市場、また、一時期の底から回復している市場に、浮上の兆しが見えない市場など、消費者需要の変化によって、それぞれのカテゴリーの動向は実に様々。生活雑貨の分野でも、おうち時間の増加を背景にした製品が注目を集める機会が増えた。また、SDGsに関する価値を取り入れた商品も話題を集めている。今回は「第40回プラスチック日用品優秀製品コンクール」(主催=日本プラスチック日用品工業組合)の受賞製品の特長や、受賞のポイントなどに触れてみた。

特別大賞はテレワークなどに効果を発揮する卓上吸音ボックス

 「プラスチック日用品優秀製品コンクール」は、同組合の組合員を対象に、1年に1度、自社開発製品を募集し、品質や技術、環境への配慮、デザイン性などを評価し、各賞を決定するもの。第40回は、21社54点の製品が集まり、昨年10月に各賞を発表した。
 特別大賞に当たる経済産業大臣賞に輝いたのは、リスの「リミュート卓上吸音ボックス」。テレワーク時などに机上に置くだけで簡易な疑似個室をつくれる吸音ボックスで、表面の繊細な開孔による吸音効果を持つ板材とフエルト系吸音材を組み合わせることで、雑音などを効果的に軽減できる。折り畳みも可能で、移動、収納にも手間が掛からない。
 選定の理由について主催者は「政府が推進する『働き方改革』の重要な取り組みの一つにテレワークが位置付けられており、この製品は、ウィズコロナの時代に、自宅や職場などで簡単にウェブ会議の環境を確保することができるので期待も大きい。移動や組み立てが容易なので特にスペース確保の難しい中小企業や小規模事業者、自宅などでの利用が考えられる」としている。

(詳細は「日用品化粧品新聞」2月7日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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