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花王が有力卸店懇談会を実施、卸店との取引関係強化へ

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花王が有力卸店懇談会を実施、卸店との取引関係強化へ

 卸店と花王がビジネスパートナーとして新たな取り組みを提案

 花王は、10月20日に東京都港区のグランドニッコー東京台場、同21日に大阪市中央区のホテル日航大阪に取り引きのある卸店各社を招き「有力卸店懇談会」を実施した。販売部門である花王グループカスタマーマーケティング(以下、KCMK)の幹部が出席し、今後の取り組みを強化していく新たな方針を打ち出し、注目を集めた。

 冒頭、KCMKの竹内俊昭社長が登壇し「こうした会合を開くのは約30年ぶりとなるが、より地域に密着して生活者、一般企業、行政などとのつながりを密接にし、地域へのお役立ちを皆様と進めていきたいと考えている。社会状況や生活者の変化、数多くの課題が複合的な影響をもたらしている。一方でデジタル化の進展などで購買環境も変化してきた。これに対して日用品業界では小売業も変化し、業態の概念も変わりつつある。ECの伸長も目覚ましく、家庭品、化粧品共にそれぞれの構成比が高まってきている。卸売業界も合併などで広域化、あるいは物流機能の追求などが進み、また、地域密着の動きも活発化している。地域卸では、地元小売業の減少や後継者問題などの課題もあり、地域のカバレッジがやや減少する傾向にある」と現状を示した上で「その中で卸店の皆様と花王がビジネスパートナーとして、どういうことができるのかを考え、新たな取り組みを提案したい」と述べ、今回打ち出した方針の背景を説明すると共に、協力関係の強化を呼び掛けた。

 ノンリテールなど開拓拡大図る

 これを受けて菊地俊夫執行役員ビジネス開発部門統括が「花王グループの商品、サービスを通じて地域にお役立ちしたい。卸店の皆さまとの太いパイプをつくりながら、共に地域の掘り起こしを進めていきたい」と述べ、具体的な内容を説明した。
 骨子として「リテール(小売)ビジネスの活性化」「花王製品を最大限活用したノンリテールビジネスの活性化」「人財育成の支援」を掲げた。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」10月24日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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