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【user's VOICE】男性用化粧品市場の今を見る

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【user's VOICE】男性用化粧品市場の今を見る

男性向け化粧品カテゴリ(洗顔/洗顔シート、ブロー/スタイリング剤、シェービング、スキンケア、育毛・養毛剤)の伸長が続いている。今回は同カテゴリの購買データから購買行動を分析した(調査期間=2019年1月~12月 レシート枚数6038枚)。

健闘するスキンケア

 POB(マルチプルID―POS「Point of buy」)会員の男性向け化粧品の購入レシートを分析すると、洗顔シートや洗顔フォームなどの「フェイスケア」(36・8%)が最多で「ブロー・スタイリング剤」(26・2%)「シェービング」(18・3%)」など使用頻度の高いカテゴリが続く中「スキンケア」(10・4%)が健闘している。

 

 背景には、各化粧品メーカーから男性向け化粧品が続々と販売されていることが挙げられる。スキンケアカテゴリの商品別レシート枚数シェアは、1位マンダム「ギャツビー薬用スキンケアウォーター」(5・3%)、2位大塚製薬「ウル・オス スキンミルク」(4・6%)、3位大塚製薬「ウル・オス スキンローション」(4・2%)と続いた。

 「ギャツビー薬用スキンケアウォーター」の購買コメントからは「この商品を常用しており、とてもサラっとしていて、使用後にベタつきが無く匂いが無いのもいい」(30代男性)など自身が購入、使用感で選んでいる男性のコメントがある中「男性化粧品の陳列がよく分からず毎回探して購入。メーカーごとなのか、使用目的ごとなのか。毎回同じ物をオーダーされ購入」(60代女性)や、「息子に頼まれ、どれがいいのか分からず、名前を知っているお手頃価格なこの商品を購入」(50代女性)といった代理購入をする女性のコメントが目立つ。

 男性ターゲットの商品であっても、代理購入をする女性を意識したPRが販売促進に効果的であることがうかがえる。

 (ソフトブレーン・フィールド 事業開発課)

 (詳細は「日用品化粧品新聞」2月10日号)

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