日用品・化粧品・生活用品業界の専門紙

HOME(2022) > 業界ニュース > コラム > 【user's VOICE】卵

業界ニュース

【user's VOICE】卵

  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
【user's VOICE】卵

値上がりも依然 価格優位性あるドラッグストア

寄稿=mitoriz(ミトリズ)。日本初のレシートによる購買証明付き・購買理由データベース「マルチプルID―POS購買理由データPoint of Buy〈ポイント・オブ・バイ、以下POBデータ〉」を有し、月間1000万枚のレシートを収集し、リアル消費者購買データベースとしては提携サイトを含め国内最大級の規模を誇る。
 価格高騰が続く「卵」に焦点を当て、POB会員(506人)を対象にアンケート調査を実施した。普段、卵を購入する人は全体で83・6%となり、年代が上がるほど比率が高い傾向にあった。
 主な購入先は「スーパー」が79・8%、「ドラッグストア」が12・1%、「コンビニ」が2・1%と続いた。ここ数年での購入頻度の変化については「変わらない」が60・7%で最多となった。一方「やや減った」が21・4%で続いた。本稿では、レシートデータをもとに、スーパー、ドラッグストアにおける卵の購買動向を分析する(レシート分析期間2024年4月~26年3月、レシート枚数1億1130万1104枚)。
 図表は、投稿レシート情報から卵(入り数の異なる商品を含む)の「レシート1000枚あたりの出現数」と「平均単価」を四半期ごとの平均値で示したものである。調査期間平均を見ると、出現数はスーパーが83・5、ドラッグストアが56・6となり、依然としてスーパーが主要な購買チャネルであることが分かる。
 一方、平均単価はスーパーが234・9円、ドラッグストアが224・4円となり、ドラッグストアの方が低い水準となった。四半期ごとの推移を見ると、卵の平均単価はスーパー、ドラッグストアともに上昇傾向が続いている。24年4~6月時点ではスーパー200・3円、ドラッグストア177・3円と20円以上の価格差があったが、その後はドラッグストアの上昇幅が大きく、26年1~3月にはスーパー260・8円、ドラッグストア254・8円まで差が縮小した。しかし、期間を通じてドラッグストアの単価はスーパーを下回って推移しており、相対的な価格優位性を維持していることが分かる。卵価格の高騰が続く中、スーパーとドラッグストアの価格差は以前ほど大きくなくなっているものの、ドラッグストアは依然として価格メリットのある購入先となっている。アンケートの自由回答では「品質」「価格」「ポイント還元」を踏まえ、スーパーとドラッグストアを使い分けているという声も見られた。
 価格差が縮小する中でも、生活者は価格やポイント還元などを総合的に判断しながら購買先を選択している様子がうかがえる。
(mitoriz RDM本部)

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月8日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

各種お申し込み・お問い合わせ

CONTACT