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【ミンテル ~世界的調査会社が見るトレンド分析~<商機を探る⑧>】【寄稿】

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【ミンテル ~世界的調査会社が見るトレンド分析~<商機を探る⑧>】【寄稿】

消費者調査から先を読む ーアナリストが示す “次の一手”

 ペットフードの転換点―”栄養管理”から”体験価値”へ

 <ロンドン本社を含め世界14ヵ国にオフィスを構える市場調査会社ミンテルのペットフード市場に関する調査・分析より>
 ペットフード市場では長年、年齢や品種などの基本属性を軸に商品開発が進められてきた。しかし近年、ペットを家族の一員として捉える価値観の浸透とともに、消費者が求める価値はより多様化している。ミンテルでは今後の市場変化を読み解くキーワードとして、「環境起点の栄養設計」「遊びと目的性を備えたおやつ」「感情的なマイルストーン需要」の3つに注目している。
 まず、今後はペットの年齢だけではなく、どのような環境で暮らしているかに着目した提案が重要になる可能性がある。同じライフステージのペットであっても、都市部で暮らすペットと自然の多い環境で暮らすペットでは活動量や健康課題が異なるためだ。関節ケアや水分補給、免疫サポートなど、生活環境に応じた栄養設計は新たな差別化の切り口になり得る。
 次に注目されるのがおやつの役割の変化である。これまでのおやつは健康維持やご褒美としての機能が中心だったが、今後はペットの精神的な刺激や遊びの体験を提供する役割が期待される。転がす、探す、追いかけるといった本能的な行動を引き出す商品は、ペットのエンリッチメント需要の高まりとともに市場の拡大余地を秘めている。
 さらに、ペットを家族として捉える消費者の増加は、新たなプレミアム需要も生み出している。日本でもペットを「友達」や「兄弟姉妹」ではなく、「子ども」のような存在として捉える傾向がみられ、ペットとの関係性の変化を示唆している(図表)。
 こうした価値観の変化を背景に、誕生日だけでなく、初めて散歩に成功した日や新しいことを覚えた日など、日常の節目を祝いたいというニーズも広がりつつある。健康価値だけでなく、飼い主の感情に寄り添う体験価値をいかに提供するかが、今後のペットケア市場における重要なテーマとなりそうだ。

ミンテルジャパンレポートとは?
グローバルトレンドと日本におけるその意味について理解を促し、日本市場における商機を探るインサイトを提供するレポート。「美容・化粧品、食品・飲料、ライフスタイル」の3分野から選択し、サブスクリプション方式でご購読が可能。関連分野の詳細な最新市場レポートをオンラインで読むことができます。

(詳細は「日用品化粧品新聞」8月31日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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