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寄稿【user's VOICE】ドラッグストアのカテゴリー構成比(前編)

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寄稿【user's VOICE】ドラッグストアのカテゴリー構成比(前編)

目立つ業界全体の食品上昇 日用雑貨、美容・健康は減少
 
 Dgs(ドラッグストア)業界の2020年度の売上高は8兆363億円、店舗数2万1284店舗となり、拡大が続いている(出典=日本チェーンドラッグストア協会)。昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、地域に住む人の生活を支える業態として存在感を発揮した。それから1年経過した現在、Dgsにおける消費者の購買行動に変化はあったのか、求められることとは何か。全国のアンケートモニター(POB会員)から独自に収集する「マルチプルID―POS購買理由データPoint of BuY」(POBデータ)を有し、国内最大規模の月間1100万枚のレシートを収集(提携サイト含める)、生活者の購買行動を分析するソフトブレーン・フィールドの今回の連載は、前後編の2回に分けて掲載する。

売上高上位5社の構成比を分析

 POB会員から収集したDgsレシートデータ(調査期間20年1月~6月=レシート枚数30万2697枚、21年1月~6月=レシート枚数44万3536枚)から、まずは、Dgs全体及び20年度Dgs売上高ランキング5社(ウエルシアHD、ツルハHD、コスモス薬品、サンドラッグ、スギHD)のチェーンごとに、レシート合計金額に占める、商品カテゴリー別の構成比を分析した。(レシート合計金額は「食品(生鮮総菜以外)」「食品(生鮮総菜)」「日用雑貨」「美容・健康」「医薬品(調剤は含まない)」「飲料」「酒類」の7カテゴリーのレシート合計金額)
 Dgs全体の商品カテゴリー別構成比は20年1~6月と21年1~6月を比較すると「食品(生鮮総菜以外)」が26・8%→31・0%、「食品(生鮮総菜)」が3・5%→4・6%と増加し、消費者のDgsにおける食品ニーズの高まりにより、食品比率は増加している。
 また、主要カテゴリーの「日用雑貨」は27・0%→24・3%、「美容・健康」は15・7%→13・4%と減少し「医薬品」は12・8%→11・2%と伸び悩み「飲料」や「酒類」は微増だった。

(詳細は「日用品化粧品新聞」9月13日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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