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【スキンケア特集2024】期待の大きいシートマスクやパックに注目

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【スキンケア特集2024】期待の大きいシートマスクやパックに注目
多彩な提案で市場は拡大基調

 経済産業省の出荷統計によると、2023年1~12月の「皮膚用化粧品」は個数8・9%減、金額2・0%減だった。コロナ禍の20年、21年と減少していた市場は22年にプラスに回復。美容液やパックなどへの引き合いが強まり順調な実績を上げていたが、再びマイナスへと転落した。

 ただ、高単価品、高付加価値品への需要の増加が感じられ、メイク需要の高まりも追い風となったと見られるクレンジングクリーム、多彩なアイテムが市場をにぎわせている男性皮膚用化粧品など個数、金額共に前年比プラスとなった項目に加え、美容液、パック、マッサージ・コールドクリームなども個数の伸びを金額の伸びが大幅に上回った。

 今年は1~2月の時点で、個数16・5%増、金額19・4%増。クレンジングクリーム、男性皮膚用化粧品、パックといったところが好調で、インバウンド需要の高まりなども数字に表れてきているようだ。

 その中で、業界からの期待も大きいのがシートマスク・パック。メーカー各社の積極的な提案で使用シーンが拡大しており、スペシャルケアとしてだけでなくデイリーケアでも使う人が増え、使用枚数、使用回数などの増加が顕著になっている。

 ニードルタイプなどのスペシャルケア品、ユニークな色、素材、形状、使い方が楽しめる“エンタメマスク”など、幅広い提案がなされ、市場活性化につながっている。

 近年目立つ成分への関心の高まりと親和性が高いことも、人気に拍車を掛けているポイント。CICA、ビタミンC、ナイアシンアミドといった成分を配合しているアイテムが増え、更には同じシリーズ品で、流通企業ごとに異なる成分を用いた限定品を発売するケースなども見られている。


(詳細は「日用品化粧品新聞」5月20日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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