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新素材、新提案で商談活発に「第13回化粧品開発展」「第11回国際化粧品展」開催

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新素材、新提案で商談活発に「第13回化粧品開発展」「第11回国際化粧品展」開催

 今年からは新たに「第1回 ヘアケアEXPO」を実施

 業界最大級の化粧品関連展示会として名前が挙がるのが、RX Japanが主催する「第13回化粧品開発展」「第11回国際化粧品展」だ。「第6回 美容・健康食品EXPO」「第3回国際エステ・美容医療EXPO」「第2回 化粧品マーケティングEXPO」に加え、今年からは新たに「第1回 ヘアケアEXPO」を実施、これらから成り立つ「COSME Week東京」が、1月11日から13日までの3日間、東京ビッグサイトで行われる。

 サステナ原料など様々な注目成分を展示
 「COSME Week東京」は、原料、最終製品、OEM、容器・パッケージ、研究、販促・マーケティング・ブランディング、物流など、化粧品に必要となる様々なテーマに触れることのできる展示会として、毎回話題を集めており、前回を大きく上回る700社が出展を予定。会場も1ホール分拡大し、様々な初出展企業も見られるなど、新たな出会いが生まれる場となるはずだ。美容にも良いサステナブル原料の「南極クリルオイル」、希少種のモズクから独自の製法で抽出したフコイダン化粧品原料「リムベール」、麻を使用せず、酵母や水、糖、空気を用いて発酵を利用して生合成した「CBD Isolate」、100%オリジナルの酵母・麹で発酵・蒸留させてつくるエタノール、毛包と毛髪成長のサイクルに主要な役割を果たすWnt経路に着目し正常化するためのアンチヘアロス原料など、様々な注目成分が展示を予定しており、どんな商談が行われ、どんなアイテムが誕生するのか、目が離せない。
 なお初開催となる「ヘアケアEXPO」には、シャンプー・トリートメント、ヘアカラー、ヘアスタイリング、育毛・発毛、ヘアケア機器・用具、OEM・ODMのメーカー、商社など約50社が出展を予定。ヘアケア関連に特化したスペースを設けたことで、新しい素材、新しい提案による活発な商談につながっていくに違いない。

 海外からの2500人を含めて、来場者は国内外から3万人を想定

 海外からの来場も増え国際色豊かな場に
 コロナ禍での開催では製品展示のみにとどまるケースがほとんどだったが、今回は海外メーカーの出展も申し込みが増えている。中国の一部を始め、韓国、台湾、アメリカ、イタリア、イギリス、シンガポールなど多数の国・地域からアイテムが集まり、国際色豊かな場となりそうだ。中国を除くと、海外企業には過去最大のスペースが確保されているという。海外からの2500人を含めて、来場者は国内外から3万人を想定。デジタル化の波が押し寄せ、多彩なアプローチで市場活性化を図る試みが見られる一方、体感、体験ができるリアルな場の重要性も増す中で行われる展示会では、様々な新製品、新技術に出会えることで、改めて直接見て、触れてという価値を認識できる場となることが期待される。
 今、聞きたいテーマがそろうセミナー
 毎回、注目されるセミナーは今回も興味深い講師陣が集まっている。基調講演は日本ロレアルの楠田倫子ヴァイスプレジデントが担当。その他にもメンズコスメやマーケティング戦略、業界トレンドなど、今、聞きたいテーマをそろえた。セミナーの骨子をつくるべく「アドバイザリーコミッティ」を結成したことも話題となっており、資生堂、オルビス、ファンケル、マンダム、ロート製薬といった先進的な情報を持つ各メーカーが「Japan Beauty」の魅力をどう発信するか、業界発展にどうつなげていくかという観点からテーマ設定などに関与しているとのことで、今後の動向も楽しみだ。
 なおサステナブル意識の高まりに対応し、事前登録の上、QRコードで入場するe招待券へ切り替えるという試みも今回から始まっており、来場時には注意が必要だ。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」1月9日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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