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アース製薬2023年1~6月期決算、タイやベトナムが好調も中国が苦戦し 1・1%増収も減益

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アース製薬2023年1~6月期決算、タイやベトナムが好調も中国が苦戦し 1・1%増収も減益

 虫ケア用品は0・8%増の444億3500万円

 アース製薬の2023年1~6月期決算は、価格改定の影響もあり増収を果たしたが、原材料や物流コストの上昇が響き、各段階利益が2桁の減益となった。発表に伴い8月9日、川端克宜社長、降矢良幸社長補佐執行役員がオンラインで概況を説明した。

 売上高は、前年同期比1・1%増の903億2900万円。虫ケア用品は、気温がそう大きく高まらなかったこともあり、0・8%増の444億3500万円。口腔衛生用品は、マスク着用機会減少による口臭意識の高まりなどで、1・1%増の39億9200万円。一方、コロナ特需のあった入浴剤はその反動で2・2%減の116億500万円、マスクを含むその他日用品は5・2%減の170億1300万円だった。

 海外各国の売上高はタイが10%増、ベトナムが14%増、中国が28%減

 利益面では、営業利益は16・9%減の99億2100万円。経常利益、純利益も同程度の減少率で推移した。計画に対しては、売上高が3・4%未達、営業利益が8・1%未達。想定よりも特に利益面の未達幅が大きかったが、虫ケア用品が7月以降拡大していること、入浴剤や洗口液で45SKUの価格改定を行うことから、下期の回復を見込んでいる。
 海外各国の売上高はタイが10%増、ベトナムが14%増だったが、ECを中心に展開する中国が28%減。「中国事業は今後オフラインの強化を進めるなど、販売チャネルを構造的に変えていく。そのため営業体制の変更や商品の見直しを行っていく」(川端社長)という。

 (詳細は「日用品化粧品新聞」8月28日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)

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