【ユニ・チャーム23年12月期】4・9%増収

ユニ・チャームの2023年12月期決算は、各項目で過去最高の実績を達成し、売上高は前年同期比4・9%増の9417億9000万円となった。次期には売上高1兆円の大台を超える見通し。
日本国内では、ペットケア分野で進めた価値転嫁(価格改定)が浸透、拡大したことで業績に大きく寄与し、4・6%増収。また、マスクを除くウエルネスケア分野とフェミニンケア分野でも価値転嫁を強化し、収益性改善が継続している。ベビーケア分野も同様の効果で増収増益となり、安定的な収益性を実現した。
海外事業は5・0%増収。アジアでは、インドが好調を持続した他、東南アジアではフェミニンケア分野が伸長した。一方で中国、タイでは業績が低下、ペットケア分野への新規投資もあって減益となった。中東は業績拡大、ブラジルは黒字が定着し、北米は収益性改善が進んだ。海外売上高比率は66・5%で、その内アジアが46・5%を占める。
(詳細は「日用品化粧品新聞」2月26日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)