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【サラヤ】大阪・関西万博で「SARAYAウィーク」開催。「ブルーオーシャンドーム」を紹介

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【サラヤ】大阪・関西万博で「SARAYAウィーク」開催。「ブルーオーシャンドーム」を紹介
「海の蘇生」テーマに環境問題提起

 開幕から1カ月半を経過し、連日盛り上がりを見せる「大阪・関西万博」。そうした中、特定非営利活動法人ゼリ・ジャパンによるパビリオン「ブルーオーシャン・ドーム」を支援しているサラヤは5月26日から6月1日までの期間を「SARAYAウィーク」と位置付け、パビリオン内で、サラヤが考える次世代の海洋保全やサステナビリティへの取り組みなどを、映像や展示を通じて紹介した。

 「SARAYAウィーク」の初日となった526日には、全国からの招待客を迎え入れ、「海の蘇生」をテーマに展開するパビリオン内でのコンテンツを紹介した。

 ブルーオーシャン・ドームは、海洋プラスチックごみによる汚染を2050年までにゼロにすることを目指す「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」の実現に向けて、海洋資源の持続的活用と海洋生態系の保護をテーマに、来館者が楽しみながら環境保護の考え方を学べるパビリオン。今回の万博で唯一、海をテーマにしたパビリオンとして知られる。

 パビリオンの骨組みは、環境に配慮した日本の竹、カーボンファイバー、紙管で形成されており、内部でそれぞれの詳細をパネルなどで展示紹介した。移設・再利用を視野に入れた設計のパビリオンでもあり、合わせて廃棄物を徹底的に削減することも目指している。

 シアター形式のドームB内では、海の起源や、海から誕生した多数の生物、その海で海洋プラスチックなどのゴミ問題が生じている現状などをイメージし、視聴した来場者の意識を変容させるほど迫力に満ちた映像で紹介した。

 続いて、環境に配慮したサラヤの商品群を展示し、企業活動の沿革、その他の各種取り組みを紹介するドームCでは、更家悠介社長ら幹部がそろって招待客を出迎えた。ここであいさつに立った更家社長は「米国では石油の採掘を活発化しようとし、ロシアでは戦争を止めようとしない。その他にも世界中で様々な問題を抱えている。一方、今回の万博では約170カ国が参加し、前回の大阪万博での66カ国に比べ大幅に増加し『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに平和なやり取りを繰り広げている。しかし、一つの地球として考えると、国というものがない空気や水などは大切にして次の世代につなげていかねばならない。そこにはビジネスが介在しないと、なかなか解決できない問題だと思う。我々は、その一端を預かる者として、ビジネスにより利益を生み、その中からサステナブルな世界へ向けて努力していかねばならない」と基本的な考え方を示すと共に「それは我々だけで解決できる問題とは考えていない。一つの事例となることで、これから一緒に手に手を取ってやっていこうという人や団体が増えてくることが望ましい」と呼び掛けた。

 続いて、環境系エンターテイナーとして活躍するWoWキツネザル氏が登場。自らの生い立ちや現在の立場に至るまでの歩みと合わせて、サラヤの沿革、海や地球の環境を守る活動と現状、これらに則したビジネス展開など、簡潔ながらも余すところなく、かつ、分かりやすくユーモアを交えながら、来場者に向けてプレゼンテーションした。これを聴講した招待客はもとより、同席していた一般来場者からも大きな拍手が送られるなど、ドーム内で盛り上がりを見せた。

(詳細は「日用品化粧品新聞」6月2日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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