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【ライオン25年1~6月期決算】0.4%増収

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【ライオン25年1~6月期決算】0.4%増収
収益力強化、事業利益3割増

 ライオンの2025年1~6月期決算は、タイやマレーシアなど海外事業の伸びと合わせ、一般用消費財分野でもブランド譲渡の影響を除き実質で売り上げ増となり、連結売上高は0・4%増の1994億5900万円、更に売上総利益から販売費と一般管理費を控除した独自の利益指標である事業利益は3割増となった。決算発表に伴い8月7日、オンラインで竹森征之社長、福田健吾副社長が、また同8日には東京都墨田区の国際ファッションセンターで福田副社長、川西敬之執行役員らが業績の概要、今後の方針と見通しについて説明した。
 冒頭で竹森社長は「収益力の強化を進めてきたことで、事業利益は前年に対し大幅に伸長した」と強調し、その理由を近年進めている高付加価値の新商品の投入、価格改定、収益性向上施策の推進、競争費用の戦略的投下などが寄与したと説明した。具体的には、約32億円増加した事業利益のうち、高付加価値化・値上げで13億円、コストダウンで9億円、国内外の競争費用削減により25億円ほどの増益効果があったという。一方で、売り上げの増減もブランド譲渡などで約12億円、原材料高で8億円の減益効果もあった。「特に、過度で無駄と思われる競争費用は減らし、ポイントとなるところで重点的に投下したことが奏功した。とりわけ4~6月は粗利率が改善し“稼ぐ力”が向上した。持続的な成長に向けて収益体質強化も進んでいる」(竹森社長)という。

(詳細は「日用品化粧品新聞」8月25日号/または日本経済新聞社「日経テレコン」で)
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